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雑談 2024/06/10(そして、歓楽街となりつつある秋葉原)

ネタはなんでもよかったんですけど、まあ、J-CASTのお手軽記事を引用。

秋葉原という街は、水運と闇市から、電子部品、そして家電、パソコン、ゲーム、スマホ、そして今や外国人観光地としての側面と、とんでもない数のコンセプトカフェ(と書くと聞こえはいいけど、いわゆるメイドカフェ)、UFOキャッチャー、そしてコロナ以降はカードゲーム屋などが爆発的に増えていっています。
家電量販店といえばヨドバシやビック、パソコンもツクモやパソコン工房、ドスパラにソフマップ、ゲームもトレーダーぐらいかな。ジャンク通りと呼ばれてる場所も、本当にジャンク品と呼ばれるような物はまず出てこなくなった感じ。世間一般でイメージされているオタクはギーグ層が大半だったことで、実店舗でも相当尖ってないと、もう営業出来ない感じになってきてる感じがします。
しかし、その次に来ているのが、店主の高齢化、跡継ぎ不足、需要があっても、人間は年齢に勝てない。今が大体3世代目ぐらいだと思うのですが、その次はおそらくないと思われます。それぐらい、店がマニアックだった。なんでも知ってる店主が、ぶっきらぼうに色々教えてくれながら、仕事の電子部品やネジなんかを買って、学ぶことも多かったと思います。

世間の画一化というと、ちょっと言葉が悪いかもしれませんが、この25年で、秋葉原はオタクの街ではなく、単なる観光地としての進化をしてきたと思うんです。ホテルチェーンがインバウンド需要に宿泊施設を作り、よく言葉もわからないようなメイドの格好をしたロリっ子(注:日本人は、特にアジア圏の中でも童顔だと、世界では認知されている)が、これまたよくわからない儀式みたいなことをしてくれる。日本人の文化か?と言われるとそれもおかしいのですが、秋葉原とは、外国人には、もうオタクの街という概念から、歌舞伎町をマイルドにしたような、歓楽街への変貌を遂げている最中なのかもしれません。

個人的に、秋葉原で降りるということは、かなり減りました。というか、行かなくなりました。コロナ前は毎週のように行っていたはずなのに、今や年に3回ぐらいいけばいい。しかも、目的はある程度決まっているから、ウインドーショッピングもしない。いや、出来るほどお店も無ければ、物価も上がって面白半分で買えるほどのものもない。そして、歳を取ったからかもしれませんけど、とにかく面白くない。これに尽きます。いや、昔も秋葉原って、決して面白い街じゃなかったんですけど、その中で足を使って、色々探し当てるようなトレジャーハントが出来た。退屈で、鬱憤の溜まったような、アングラとはまた違う、オタク独特の空気をまとった街、ここにくれば、自分の好きなものにふれることが出来るという魔力みたいなものが、今の秋葉原にはないのです。

池袋との決定的な違いは、そういうところなのかもしれません。もともとあったサブカル需要をもっと尖らせて、女性向けに舵をきったこと、豊島区がそれを認めてくれたこと、そして女性にはギーグ層が圧倒的に少ない。ジャニーズのファンクラブのアプリで右往左往したような人たちがこぞって秋葉原のイオシスに行ったなんて話が典型的例ですね。だから、現場に足を運んでくれる。そして現場を楽しむように参加していく。だから、池袋には乙女ロードやコスプレイベントがある。
秋葉原を好きだという人が年々減っているとすれば、自分の居場所を失っていると感じてしまう、今の秋葉原の空気なんだと思います。そして、ギーグ層の集まりだったから、当然代替手段さえあれば、そっちを使う。結果、自宅でもオタ活は出来てしまう世の中になってしまった。アマゾンなりヨドバシなりの通販で事足りるし、秋葉原にイベント会場はあれど、ライブなどは小さいスタジオしかないので、そういった集客が必要なら、別のライブステージで行われる。そこに、オーバーツーリズムの波が押し寄せていて、家電量販店がいつの間にか免税店やドラッグストア、そしてコンセプトカフェへと変わっていく。宿泊施設も出来て、街は完全な観光地化してしまったというわけですね。もともと、マニアの街であり、サブカルの街ではなかった。マニアが2000年前半にオタクとして市民権を得た。でも、そこがピークだった。マニアには面白くても、オタクには退屈だと感じてしまう、だから、オタク文化へシフトしていったという経緯もあります。でも、その時代はとっくに終わってしまった。物見遊山で秋葉原に来て、イメージと違って、何もせずに帰るような観光客がいたのは、この時代でしょう。ここで引き止める術が、秋葉原では出来ていなかった。
AKB劇場が出来た頃あたりから、メイドカフェが乱立しはじめ、歌舞伎町のキャッチャーを上回る数のメイド服を着たお嬢さんたちが、300mぐらいに密集する。最初は金払いも良かったオタクの財布の中身が尽き、今度は外国人がターゲット。
さらに追い打ちをかけているのが、秋葉原の建物の再開発。大きな土地があれば、オフィスビルや宿泊施設へと姿を変える。街が循環しているという点で、秋葉原は健全な空気の入れ替わりが起きてるけど、そこを追われたオタクは、もう秋葉原にいくこともなく、自宅でグッズでも、フィギュアでも、円盤でも揃えられるようになってしまった。
結果、街はある意味インバウンドに特化したような状態となり、コロナで廃業した店舗に、放っておいてもお金が入る、カードの自販機が並ぶ、異様な街になったというわけです。今年は、AKB劇場もリニューアルされるし、常日頃から入れ替わりの激しいテナントにも空きが出てきている。カルチャーとも言えず、ホビーとも言えず、ただ、生き残りのためだけに、インバウンド需要に応えるべく拡大していった結果が、日本人には見向きされなくなりつつある現状の秋葉原であると思っています。

多分、あと10年もすれば、秋葉原という観光地は無くなってるかもしれない。今、秋葉原に行くだけの価値があると、頑張って続けているお店も、10年先はわからない。そしてこの10年でロストテクノロジー化するような電子部品や、電子機器も出てくる。その一因になる可能性を、今の秋葉原には感じます。利便性のいいオフィス街が乱立しながら、独自のショップがほそぼそと営業している、あまり想像はしたくないですけど、多分秋葉原はそういう街になってしまう。寂しさもありますけど、それが秋葉原の移り変わり。


おしまい

by aru32to | 2024-06-10 02:13 | 雑談 | Trackback | Comments(0)

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