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雑談 2024/03/09(延長戦)

なんか、書き足りない気がしたので、延長戦です。

こうやってドラゴンボールの思い出やら、ドラクエの思い出やらを話してると、鳥山先生のコンテンツの普遍性ってすごいよねって思います。アラレちゃんとかアックマンとかもあったりしますけど、本当に全年齢層に受けるコンテンツの作成ってことでは、手塚治虫先生並なのかなと思ったり。もっとも、手塚先生は哲学だったり、信念だったり、人生観だったりにおいて普遍性はあるんですけど、ご存知の通り、結構不気味な部分があったりするので、ちょっと好き嫌いが分かれると思います。そこんところ、鳥山先生のコンテンツは、どの年齢層にも楽しめるように作られてる。後腐れみたいなものってあんまりないよねって。
アラレちゃんってリメイクのアニメですら、今は絶対に放送したらコンプラに抵触するレベルなんですけど、ああいう子供にわかりやすい受け方を表現出来たり、最近だと(ちょっと古いけど)ドラゴンボール超 ブロリーを見た時に、キャラの再活用とか、惹きつけるストーリーとか、40代で見て面白いものをちゃんと作れる。その振り幅が、緻密なのか、思いつきなのか分かりませんけど、ちゃんと成立させられるだけですごいと思うんです。
僕は、エヴァに25年生かされてたと思うんですけど、あれって、僕が40歳になって、映像の進化とか、その間の出来事だったりをバックボーンとして知っているから、すんなり卒業出来たと思うんです。だけど、普通の人には、難解過ぎて、理解出来ないことも多々あります。それをエンターテイメントにしたら、シン・ゴジラとか、シン・ウルトラマンになると思うんですけど、それも、大人になって、色々知見を持ってるから、エンターテイメントとして楽しめるわけで、決して一般向けではないです。
なぜ、こんなことを持ち出してきたかというと、鳥山作品って、いつ、どんな状況でも、面白いと思える作品しかない。SAND LANDは知りませんけど、普通に面白いと感じるんじゃないかと考えてるんです。なんでディズニープラスなのかな。それはともかく、表現者としては、その差はあまりにも大きい。例えば、仕事を終えて、帰ってきたときに、ドラゴンボールをやってたら、なんとなく見るけど、エヴァをやってたら、いいかって思っちゃうかなと思うんです。別に庵野さんが劣るとかではないし、カテゴリーが違いますけど、面白く見られるという点で、ドラゴンボールは実家のような安心感があるが、エヴァはどうしてもよそ行きの不安みたいなものがある...。僕も表現者の端くれですけど、稚拙な言葉で書いてみると、これぐらいの差があると思ってます。だから、エヴァには鬱々としたものを求める。対してドラゴンボールには明るさを求めるのかな。

全方位にケンカを売るような書き方で申し訳ないんですけど、僕は鬼滅の刃ってあんまり評価してないんです。面白いけど、ジャンプフォーマットに完璧に合わせた話で作ってるから、二番煎じ感が半端ないなって思うんです。あれはアニメの映像美で得をした作品であり、ジャンプ連載だから、こういう評価になっちゃう。それは、先人の連載があまりに偉大過ぎるからなんです。面白いんだから、別にそんなの関係ないでしょ?って思うかもしれないですけど、鬼滅の刃は、おじさんにとっては若すぎるコンテンツで、勢いよく跳ねたので、追いつけないところがあるんです。本放送を見てるから言う感想ですけど、やっぱり一本足打法では、飽きられるスピードが速すぎる。まして、コロナ禍において、コンテンツ消費は加速度的に早くなっていて、入れ替わりのサイクル、流行りのサイクルがどんどん変わっていく。その中で普遍性を保てるコンテンツはあまりにも少ない。そういう界隈のファン層が多いテニプリだったりハイキューだったりは、実に安定しているけど、これは独自のプラットフォームを作ったからであって、一過性じゃない人気を確立してます。鬼滅の刃も、当初はそういう界隈の人か、アニメに詳しい人しかまともに見てなかった節はあります。だから、コンテンツとして右肩下がりになってしまう。本当なら、これからもう一度盛り上げないといけないけど、おそらく制作が長引けば、最終的にオワコンになっちゃうと思うんですよね。

ドラゴンボールって、そういう意味で、発明なんです。本放送は90年代後半に終わっていて、キャラクタービジネスとしては当初それほど強くなかった。でも、海外に知られるようになって、その流れがまた日本に戻ってきて、リメイク版が出来たり、続きの話が新たに制作されて、それを今はリアルタイムで、世界で見られる。時代の流れや技術の進化とともに、新しいコンテンツが次々と作られている。その凄さですよね。
似たような事例で言うと、キャプテン翼がそうなんでしょうけど、今のフットボール界で、当時信じられなかったような技が、フィジカルと選手の技術の向上で、現実に起こってしまう。そのきっかけを与えたという意味では、非常に意義はあるんです。世界的な選手も、ルーツは現地訳のキャプテン翼を上げる選手が多いし、本来なら世界的にもっと評価されていい作品です。でも、ギブアップしちゃったので、今後リメイクはあっても、新作は絶望的で、またキャプテン翼を知らない世代の選手によって、漫画かよってプレイが見られるようになっていくのかな。
対して、ドラゴンボールは、鳥山先生が亡くなっても、おそらく新しいコンテンツが作れる。まあ、サッカーを題材にしてる漫画と、冒険やバトルを題材にしている漫画を比べて、コンテンツ展開云々が広がるか?という疑問はありますが、サッカーに関しては定期的に流行る漫画がジャイアントキリングだったり、今のブルーロックだったりであったりするので、それを同一コンテンツと見ればいいんでしょうけど、それをいくつも作品が関わることなく、ドラゴンボールだけで完結出来るコンテンツ力がある。その違いは大きすぎると思います。
日本国内だけで考えるとテニプリも発明だと思いますけど、これは海外ではわからない世界であり、いわゆるジャニーズ的な普遍性を持ったものなので、理解はし難いのかなと思います。
NARUTOがそれに限りなく近い、NARUTOに至っては、BORUTOって続編が続いているし、これも海外人気のほうが大きい。ドラゴンボールと似てるところはあるんですよね。うまくコンテンツを活かせれば、10年後にはNARUTOがドラゴンボールに取って代わる世界もありうると思います。

ちなみに、今X上で国民栄誉賞をあげたらいいとか、国葬すべきとか言ってる人たちがいますけど、文化を一過性の政治の道具にされたくないので、僕自身は反対です。今は、それが人気取りになって、世論が動いてしまうので、絶対にやめていただきたい。何より、鳥山先生が望んでないでしょう。


まあ、多々間違ってることも書いてるなとは思いますけど、鳥山作品ってそこが凄いってことが分かってもらえるとありがたいです。


おしまい


by aru32to | 2024-03-09 00:20 | 雑談 | Trackback | Comments(0)

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