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雑談 2020/11/18(Hiby WH3に関しての話題が5chに載ってしまった感想と、再考察)

なんかHiby WH3の話が、突然アクセス数が増えたので、何かなと原因を調べていたところ、どうも5chのスレに直リンク貼られてて、それがまとめブログに載ってしまったようです。よりによって一番イヤな方向に行ってしまった。

「世界初というのはソニーが出したいだろうという政治色の強い話はありそうです。」

この一文だけ切り取られてしまったのは、かなり遺憾です。
憶測でモノを書いているとはいえ、本質を理解しないで見ている方もいるので、その点をもう少し詳しく解説することにしたいと思います。

まず、発表時からファーストロット出荷時点まで、暗黙の了解でLDAC対応となっていた点。
これはHiby製では一昨年のR6やR3でも、当初LDAC非対応で発売され、アップデートで解禁されたという経緯があります。これはLDACに関するライセンス契約が間に合ってなかったのか、ファームウェアが間に合ってなかったのかはわかりません。
なので、今回も登場時に同様の旨を書いています。
今回の場合、公式にLDAC対応とは謳ってないものの、Weiboなどの画像や箱にはLDACと表記されており、いずれにしろ最終的にはLDAC対応をする予定はあったことになります。
ただ、既存のコーデック規格とあるように、現状のLDACの機器と同じような接続方式を採用したわけです。
この場合、片方のイヤホンをリレー方式で送受信するため、片側のイヤホンに対して著しくバッテリーを消費する可能性が高いと思われます。テスト段階で実装して、製品版でとりあえず封印した理由は、このあたりにあるのではないかと思われます。これはSONYの開発者インタビューでWF-1000X、WF-1000XM3のときに話題に上がりましたが、実用に耐えられないレベルにありそうな感じなのかなと思われます。

SONYは、WF-1000XM3で接続性を優先し、イヤホン側にアンプ(QN1e)を内蔵することで、ANCのコントローラーとともに、DSEE HXの補正部分を担うこととしたわけです。このときには、aptXには対応しなかったわけですけど、内部のBluetoothチップはAiroha製だったので、aptXは利用できなかったということになります。
また、WF-1000XM3は、両側に同時転送することが出来ており、この辺がどういう仕組み、どういう挙動だったか覚えてないですけど、少なくとも接続しているときには左右同時ではなく、バッテリーの多いほうに接続して、減ってきたら動的に切り替わるような感じになっていて、なんちゃってTWS+みたいなモノになっています。そのあたりはソフトウェアで実現していた可能性が高いと思います。

そういうわけで、実用レベルでTWS+っぽいモノは実現しちゃったし、TWS用にLDACの規格を作るのは、少なくともSONYの内部ではもういらない、あるいはQualcommのチップを使う場合、CSR8675だけを使えば、今後も問題ないだろうという考えだったんじゃないかなと。
しかし、Androidには、コーデックを入れる/入れないがメーカーの任意とは言えど、標準のBluetoothオーディオコーデックになってしまっている以上、サードパーティからQCCシリーズを使ってLDAC接続させたいという要望が合った場合、そこに合うプロファイルを改めて作る(あるいは動作確認する)必要があり、現在はこの状況になっているのではないかと思われます。

可能性としては、本当にTWS用のLDAC規格を作る必要があるのか、それとも既存のLDAC規格にQCCシリーズを追加するか、などがあると思うんですけど、そこはSONY側もQCCシリーズへの考えていたとは思うので、単純に間に合ってないだけなのかなと。もし来年あたり、WF-1000XM5とかが出て、しれっとaptX HDとかに対応してたら、QCCシリーズでも使えるLDACのTWS規格がリリースされているかもしれません。
それと、近日中にSONYよりTWSイヤホンで、LDAC対応のモデルが出てくるというのも、可能性としてはあります。世界初のLDAC対応TWSイヤホンは、SONYが出したいだろうという政治的な話もあるんじゃないかと思った理由はそこにあります。ただ、最近のSONYのaptX非対応っぷりの通り、LDACに最適化されたBluetoothチップは、今は別のメーカーが主流であり、必ずしもQCCシリーズが搭載される必要はないので、本当にLDAC搭載TWSイヤホンが出るまでは、この辺は見えてこないところです。
仮にLDAC搭載とした場合でも、TWS+は要件にaptXが組み込まれているため、SONYがTWS+相当の機能を組み込む場合は、下記で説明するプレイヤー固定でのコーデック使用下、という条件付きになってしまうのではないかとも考えられます。とはいえ、Headphones ConnectやMusic Centerも、これから説明するHibyの各種ソフトも、いずれもフリーで入手可能なので、特に障害となることはないでしょう。


UATというコーデックは、Hiby Blue経由、Hiby MusicでUATを有効にして接続することが条件となります。これはHiby W5をスマホに接続すると、LDAC接続になりますが、Hiby Blueを起動すると、UATに切り替わることが根拠となります。(Hiby Musicで、UATをONにしても、LDACやaptXで接続されているケースもあります)
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(これがXPERIA 1 IIで、SONY Music Centerで再生している場合)
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(こっちが、Hiby Musicで再生している場合)

Hiby OSを実装しているDAPではネイティブでUATコーデックを実装していて(ないしは、追加される)、今回R5やR6にOTAアップデートによるHiby TWSへのUAT TWS対応を行ったことで、一部のDAPではWH3への最適化が整ったという感じです。
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(これが、Hiby R6でW5を接続した状態で、Misic Centerで再生している状態。ネイティブコーデックにUATが入っているため、プレイヤー側は特に制限がない。)

普通のAndroidスマホに対しては、ソフトウェアレベルで追加されることになると思われます。なので、Hiby Musicを利用することを条件に、UAT接続が可能になるものと思います。この点は留意する必要があります。
ただ、これはHibyの内部で完結出来る話なので、UAT TWS対応はソフトウェアとWH3のファームウェアのアップデートで対応完了となるでしょうけど、その場合にTWS+などはどうなるのか?(当然キャンセルだと思う)とか、Hiby Blue側で任意でコーデック接続を変更することが出来なくなったりとか、色々ソフトが変更されているようです。
雑談 2020/11/18(Hiby WH3に関しての話題が5chに載ってしまった感想と、再考察)_b0237530_20050680.jpg
この画面は記憶する限り、右上のスマホマークを押すと出てきたはずなんだけど、Hiby Blueのバージョンが1.44より、直接開発者オプションに飛ばされるようになっていて、そこで任意にコーデックを切り替えてくださいという感じになっています。わざわざ1.3のapk探してインストールすると、Android 10は開発者オプションに飛ばされるけど、Android8.1のHiby R6(1.92G)はこの画面が表示されます。これなくなってるのは地味に痛い。

また、Hiby Blueでの高ビットレートで実用に耐えるレベルなのか?というのも、個人的には疑問に思う点です。
W5ですら、96kHz、900kbpsで音飛びしまくりであり、192kbps、1200Kbpsではもはや音すらマトモに出ない状態です。XPERIAで表示が出ている通り、44.1kHzや48kHzぐらいまで落とさないと、実用に耐えられないです。それはLDACでも同じで96kHz、990kbpsではマトモに聞けないとは思いますが、それでも静的環境では聞くことは可能なレベルであり、現在のところ、UATはいわゆる48kHz、600kbps程度でしか継続的に音楽を聞くことは相当難しい状態です。
幸い、WH3は機能的な珍しさが割と多いTWSイヤホンなので、あえてもうaptXとTWS+で楽しんでくれ、でも誰も怒らないと思うんですけどね。

ちなみに、PR記事とは言えど、開発中のファームでR3 Pro SaberとのUAT接続が出来たと書いているメディアがあるんですけど、本当に出来ているのかどうかの画像なり写真なりが一切ないんですよね。ゆえ、これはHibyで揃えた人がどういう動作をしたか?という情報が拡散しない限りは、核心を突けないのがもどかしいところではあります。

やっぱり責任を持って買うべきなのか?という自問自答はしているんだけど、入る隙間がないのと、それこそSONYのLDAC対応TWSを待っている身として、推移を見守るぐらいしか出来ないんですよね。




おしまい

by aru32to | 2020-11-18 21:38 | 雑談 | Trackback | Comments(0)

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