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定期的にハイエンドモデルを買う理由を書いていく回

さて、スマホもそうですけど、最近はゲーミングPCなどと言って盛り上がってる自作PCなどは、好みや用途によって選ぶことが出来る時代になって、もう四半世紀経つわけです。
昔は、CRTモニター1台分の金額を浮かせるために、自作PCなんかを作るというのが面白かったわけですけど、今や実用ベースで言えばPCなんてぶっちゃけ2万円台のノートPCでも、十分に使えるという時代です。

今回は、そんな中でも、ハイエンドモデルを買う理由をずらずらと書いて、己が掛けたコストの正当性を訴える回です。


パーソナルだから、性能は当然高いほうがいいに決まっている
まず、根本的な問題として、今のPCは文字通りパーソナルコンピュータとなっています。性能は千差万別、日本でもアマゾンのおかげで、海外向けの低価格帯PCが普通に売られています。
一方で、一時のブームが終焉し、日本ではマニア向けに続いていた自作PCも、最近はホワイトボックス系を中心に、ゲーミングPCとして盛り上がりを見せ、Ryzenの新型CPUが争奪戦になる(これは功罪あるだろうけど、別の機会に)など、小規模ながらかつての盛況が戻りつつあります。ギガ戦争からAthlon64 X2、Core2 Duoあたりの時代にPCパーツの小売業務をやっていましたけど、あの時代のようにバカスカCPUやグラボが売れるということはないにしろ、今の超性能に対する代価は、いささか行き過ぎ感が否めない気がします。
個人的には、自作PCというのは、見栄の塊でありPCチューナーとしての腕が問われた時代から、今は性能をフルに活かすようなユーザー重視の時代になってきていると思います。とはいえ、メモリ64GBなんて何で埋めるの?というと、明確に答えの出ない世界だと言うのであれば、やっぱり見栄の塊なのかなと思います。

それはスマホでも一緒で、その際たる例がiPhoneだと思います。例えば、SE 2020とiPhone 11 Pro MaxなんてSoCが一緒で、メインメモリなり液晶解像度なりが違えど、ほぼ同じ性能のSoCがローエンドから最上位のハイエンドまで均一だった時期が短いながら存在していたというのは、商品のパーソナライズされている一方で、絶対的な性能は全く変わらないわけで、そこに複眼カメラや大きなディスプレイ、大容量ストレージなどに価値を求め、代価として払えるか、という点に集約されると思われます。

そのモノを買うという行為自体が、個人の感性で決められるようになるというのは、非常に市場が成熟してきたことなのですが、一方で、日本ではiPhone一強時代があったように、選択肢が狭い時代もありました。ましてPDAからスマートフォンへの20年を考えれば、今の価格も性能もある意味選び放題という時代は、非常に喜ばしい時代です。

真のコストパフォーマンスとは、果たしてどこを指すべきか?
しかし、成熟した市場であると、どうしても「コストパフォーマンス」という言葉が飛び交うようになります。
費用対効果。よくWebサイトで出ているコストパフォーマンスとは、費用対性能で、コストパフォーマンス比較は行なえますが、その後、長期使用出来るか?というのは、発売当初では、実際のところ誰も分からない状態です。初期費用による比較だけであれば、カタログスペックを見て、高いなり安いなりが判断付きますから、そこでコストパフォーマンスを謳うのは、若干視点がズレているとも考えられなくはないです。
不注意による欠損などはまた別の話ですけど、例えばそのPCが2年経っても陳腐化せず、一線で戦っていければ、イニシャルコストが高くとも、日常の使用におけるコストパフォーマンスは非常に高いわけです。iPhoneもそのとおりで、8やX、もっと言えばSE 2016を使っている人だっているでしょうから、その方々は、非常にコストパフォーマンスに優れた端末を使っているという論理になります。
一方で、費用対効果、という点で、日頃の些細なロード時間の短縮や、レスポンスの良さなどを求めるユーザーもいるはずです。僕の変な考え方で申し訳ないですけど、例えばWebページを1枚描画する時間が0.3秒と1秒だった場合、効果として0.7秒の差が生まれます。これを積み上げていくと、1日あたりで5分ぐらいの違いになる人だっていると思います。
その際たる例としてゲームが挙げられるのです。ロード時間、通信速度(回線状況もあるけど)、プログラム処理時間、すべての面において、ハイエンドモデルが優位に立つことになります。ハイエンドモデルを買うということは、この短縮した時間を買っているという見方も出来ると思います。

パフォーマンスも千差万別、それに見合うコストかどうかは、自分の使う時間の長さに比例して良くなっていくわけです。そこで初めて、コストパフォーマンスの高いモノとしての見方が出来るんじゃないかと思うんですけどね。

ハイエンドモデルを使い続けることで見えてくる、出来ることと出来ないことの違い
基本、僕のような人間は今となっては珍しくないと思いますが、半分は意地と見栄、もう半分は常にハイエンドであれという気持ちが、半年~1年に1回の割合で機種変更をさせています。
昔から思うことですけど、新しいアプリなり、ゲームなりを始める場合、絶対的なハイエンドから始めてしまうと、基準を下げることが人間は難しい。これを買い替えて、さらに速く動作すると、その体感が分かるようになって、もうそこから戻ることは出来ないとも言えます。ゆえに、イニシャルコストは高くとも、複数年使うことはしないにしても、ハイエンドを求めてしまうというのは、人間の欲やストレスなどの部分で、かなり軽減させる効果があると思います。

僕は自作PCをやめ、そこから脱却するまで10年かかりましたが、ThinkPad P1を買った時点で、また振り出しに戻ってしまいました。というより、自作できない分、より悪化してるとも言えます。ただ、幸い向こう1年で8K15インチというPCは出ることはないでしょうし、モバイルとはいえ、i7-9750Hは6コア12スレット。たまにゲームに役立つQuadro T1000、使い切るわけでもない32GBのメモリに、PCIe3.0の上限に限りなく近いレスポンスであるSSDを搭載しているので、1年経ってもまだハイエンドに近い位置ですし、そもそも快適でしかないですよね。そこに満足をしてしまうと、いざ違うPCを使ったときに起こる、違和感や細かい速度の違いなどがストレスとなってしまい、結局はそれより下のスペックは使えなくなってしまう、あるいは我慢できなくなってしまうという問題があります。
しかしながら、PCは性能の差はあれど、Windows10という土俵で戦う以上、実はWindows10さえマトモに動いてしまえば、使い方でだいぶ改善してしまうということも事実であり、例えばこのP1と、4万ぐらいで売られたことがある、ThinkPad E495ですら、レスポンスの良さに直結するSSDの部分において、PCIe 4x接続で動作してしまい、CPUの速度が必要ない作業においては、特に変わりない使い方も出来てしまいます。1/5の値段しかしないノートPCでも、構成上ほぼ同等の速度で使うことは事実上可能であり、そこの割り切りはいくらでも出来てしまうのが、また難しくさせる要因です。そして、その体感は歳が進むにつれてだんだん鈍くなってくる。人間丸くなってくるというのと、ある種似ている気がします。(さすがに4コア8スレのQMシリーズから2コア4スレのUシリーズでビデオエンコードとかすると、一発でバレてしまいますけどね。)

一つ利点があるとすれば、上限を知っているということは、スペック的に劣るモノに対して、ある程度出来る/出来ないの判断が付けられるということです。これは使った数にも比例していると思いますが、S865のスマホとS665のスマホが同じ棚で並んでて、自分が想定する使い方をする場合、どちらがよりストレスなく使えるだろうかという考えに行き着くことが出来るかどうか。上限を知らない人間では、その考えに至らずに、安易にS665のスマホを選んで、短期間で上位機種に買い換えるというシナリオになるのは、割とあり得るんじゃないかと思います。その時間と、もう一台分の買い替えを、付加価値として最初から載せて考えられれば、多少無理をしてでもハイエンドモデルを買おうという気にはなれます。(もっとも、ハイエンドモデルでも、気に入らなければ、高いうちに売ってロスを少なくする、という荒業は出来る)

スマホやタブレットと、PCとの大きな違いは、そのパフォーマンスは、個体では絶対に上げることが出来ないという点であり、自作PCだって最低限から始めて、コストを掛けるうちに、ちょっとしたハイエンド買えるじゃんということはよくあります。僕はそれをノートPCのパーツでやってますし、実際コストパフォーマンスという点では、一番最悪の方向です。でも、絶対的なパフォーマンスは上がります。根幹をなす部分が交換出来るかどうか、という点は残りますが、今のところ、スマホやタブレットにそれは出来ません。いいところmicroSDが入れられて、ストレージを増やすぐらいのものでしょう。そして、これからも出来ないでしょう。だからこそ、長い目で見たときに、ハイエンドモデルを買うことが、結果的にいいのではないか、という結論に達するわけです。


ちなみに、一番むずかしいのは、ハイエンドゆえの買い替え時期を見極めることでしょう。自分がストレスを感じたら買い換えるべきなのか?とか、不満がなければ買い換える必要はないのか?とか、その辺の動機づけは難しいです。でも、最初はキャリア版でいいやと思ったXPERIA 1 IIを、SIMフリー版でスペックアップしたものが出た瞬間に売りに出す考えに至るあたり、やっぱり損得勘定で動いてるかなと思いますね。まあ、それもロスとして消化できて、今が快適に使えてるのだから、結果的にいいのかな、と正当化しておこうと思います。みんなは真似しちゃ駄目なことですよ。



おしまい

by aru32to | 2020-11-17 20:17 | 雑談 | Trackback | Comments(0)

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