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雑談 2020/09/11

とりあえず鉄は熱いうちに打っておこう。

9/8(9日未明)の爆笑問題カーボーイ、おそらくここ20年のラジオで一番笑ったと思う。
爆笑問題の田中さんがコロナウイルス感染してたということで、代打として大田さんが選んだのが、伊集院光だったということ。伊集院さんはTBSに2泊という強行出演で、翌朝のらじおとも出てるので、都合、72時間でTBSラジオ5番組、計11時間半も出演するということになってたわけですけど、カーボーイ出演の時間が異様なテンションだったのに正直驚きました。99年頃にやってた芸能人モノマネ選手権(タイトルは違う)という、視聴者電話参加型のコーナーで、縦横無尽に暴れるリスナーに乗っかって悪ふざけをしていたころのテンションが、20年を経て維持できるあたり、深夜ラジオでここ20年、この人に勝るであろう人物がいなかったのだろうと改めて思います。と同時に、普段から大田さんをいなすだけの田中さんの凄さもまた感じました。そして、大田さんも本当に小さい情報をピンポイントでしっかり突く上手さ。TBSラジオの看板を背負って戦い(あるいは、勝手に背負わされてる)、常日頃からリスナーがついてくるだけの理由がよくわかります。

この大田x伊集院という組み合わせの怖さは、時事ネタと内輪の悪ふざけを剛速球でガンガン投げ込んでくる大田さんに対して、自虐をいれつつも、順序立てしながらガンガン打っていく伊集院さんが、恐ろしいほど噛み合っていくスタイルだったこと。長年の付き合いであり、伊集院さんの大田さんへの尊敬の念なんかもありつつ、同じ土俵に立って打ち合うスタイルは、近年の馬鹿力、あるいはらじおとの後輩芸人との絡みでは見せてなかったです。
尊敬の念が強すぎた久米宏との連戦では一方的にやられている感じにも聞こえていましたが、ここ何年かは相手から聞き出す役が多かった伊集院さんが、何を言っても聞かないであろう大田さんを相手にしたことで、本質的な悪ノリに合わせていくスタイルに切り替わったんだろうと思います。ゴシップ好きなサービス精神旺盛大田さんと、サービスに答える形であらゆる方向へ自分の思うがままを出していく伊集院さん、日曜深夜のメンテナンスやってない時に半年に1回ぐらいやればいいのに。


痛快、というか、TBSラジオへの不平不満を半ば強引にぶちまけさせられたあたりは、大田さんの下調べの上手さもあってか、ほぼ言いたいことをいい切ったのだろうと思います。今のリスナーのTBSラジオへの不満を、TBSラジオでしゃべるパーソナリティが思っていると分かっただけでも、放送した意義はあったでしょう。

僕は、割とラジオは文化放送メイン、TBSサブで聞いてた時期が長くて、やるMANが終わったあたりからTFM、J-WAVE、TBSラジオと点々としているのですが、ソコダイジナトコを最後に文化放送の帯番組は聞いていないです。一方で、TFMやJ-WAVEは短期間で番組が終わることもあり、帯番組もなんとなくすぐ終わるんだろうという感じで、もうピストン西沢さんだけ帯番組やめなければそれでいいやとも思っています。
文化放送もやるMANのあとはずっとゴールデンラジオなんですよね。これも幕引きは結構難しいですけど、文化放送らしく、いいタイミングで次に切り替わることになると思います。
対して、TBSラジオのスタンバイ→ゆうゆうワイド→キラキラ/たまむすび→デイ・キャッチでながらく続いていたリズムを、ゆうゆうワイドから切り崩されたものの、その頃はそもそもラジオ聞けるような環境で働いてなかったので、特には問題なかったんですよね。で、結構腹立たしいのが、デイ・キャッチを終わらせて始まったACTIONを、1年半で打ち切りにして、また報道番組に戻すという姿勢が気に食わないです。たまむすびはリスナー年齢層が広すぎるので、あえてターゲットを絞らないから長く続いている感じがしますけど、いつの間にか報道キャスターになっていた斉藤一美アナ擁する文化放送、聞いてないのでさっぱりわからないけど報道番組やってるらしいニッポン放送と違いを付けるためのACTIONだったのが、右にならえとばかりに報道番組スライドさせて、体よくコストカットしていく姿勢に疑問を感じます。なんならデイ・キャッチ続けて欲しかったですよw10月から真面目にまた西沢さんにお世話になろうか検討中ですよ。(時間が微妙に合わないよね)その時間だけ上泉雄一のええなぁ!だっていいんですよ。(僕は関東在住ですよ)

ACTION、言われるほどひどい番組でもなかったと思うんですよね。リニューアルが2回あったとはいえ、ようやく位置づけを確立しつつあった各曜日の個性を、特に結果もなく一気に打ち切ってしまうのは本当にどうかしていると思うんですよね。これがTFMやJ-WAVEなら別にそういうもので終わりだったんですけど、AMラジオの帯番組を短期間で終わらせる=リスナーの聴取リズムが変わるという形になりやすいし、プリセットラジオすら昔からある業界、ましてやRadikoの時代ですから、あっという間にリスナーが移るなんて普通にあると思いますよ。

大田さんと伊集院さんの意見は聞けたので、あと聞きたいのは外山惠理アナウンサーの意見を聞いてみたいですけど、多分その二人より過激派な位置にいると思われるので、自主規制してそうだなと思いますw
ここ20年のTBSラジオの影の貢献者は外山さんだと思うぐらい、本当にいろいろな番組の代打やナレーションで出てくるので、実質週2回以上は何かしらで声を聞いていますけど、声に個性がある上に、喜怒哀楽を普通に使い分けられ、さらにラジオへの愛着も強い(BS-TBSの某番組より)と、実にラジオ向きのアナウンサーだと思います。きっと声の安心感が、他のアナウンサーと段違いなんですよね。外山さんのイヤそうな感じとか、声に全部出ちゃってるから、聞いている方も楽しくなる。いつだったかデイ・キャッチの代打で出た時のEDに、ポロッと荒川強啓さんが外山さん評をしたことがあったんですけど、外山さんは何を喋っても人を幸せにさせる声だと言ってたんですよね。その通りだと思いました。TBSは絶対手放したらいけないアナウンサーだと思います。(まあ、特番とかで文化放送とかに出て喋ってても、多分普通に違和感なく溶け込みそうな気はする)



あと、これはしみじみ思うんですけど、時計代わりのラジオ番組という感覚が身につくと、気分的なものが楽になるんですよ。
嫌な感情があっても、ラジオを聞いてるとなんとなく薄れる感覚がなければ、多分僕はパニックになりかねない。それぐらいラジオには救われています。
帯番組は一度変えたら、せめて2年ぐらいは続けて欲しいと思う、イチリスナーの感想でした。





おしまい

by aru32to | 2020-09-11 01:58 | 雑談 | Trackback | Comments(0)

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