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ちょっとした話題を取り上げて書いてみる回 2020/09/09(AliExpressの話)


いや、値段が安ければ真面目に結構諦めたほうがよほど精神衛生上いいかw

かんたんに説明しちゃうと、アマゾンのマーケットプレイスの集合体です。
ちょっと前までは誰でもアカウントさえあれば出品者になれてしまうという無法地帯でした。

つまり、転売ヤーが10割という世界(今は流石に9割ぐらい)で、我々は買い物をしなければいけないというわけです。

AliExpressの怖さをいくつか上げていくと
  • 伝票番号が当てにならない
  • そもそも出荷されているかわからない
  • どこから来るのかわからない、どこへいくのか分からない
  • 本当にそのものが来るかは到着するまで分からない
  • 買う側の要望は基本的に無視
  • 荷物が届かないのに、到着連絡しろってうるさい出品者が多い

過去に数十回使ってますけど、最長で半年かかって来た荷物もあります。
まあ、基本的に支払いをすると、一旦Ali側でお金を預かり、到着したら、到着連絡をするという仕組みです。今のヤフオクなどの一時預かり方式ですね。なので、おおよそ日本へ来るのが1ヶ月程度かかり、そのあとに到着連絡をすると、入金されるようになっています。

場所のわからない、届かない荷物

上から解説していくと、まず伝票番号に関しては、チャイナポストや台湾ポスト、シンガポールポストなどならまず追跡出来るのですが、これが合ってないw
なぜ合っていないのか?というと、そもそも出荷されていないからなのです。これが2つ目。ゆうメールやヤマトのメール便のように、シールに前もって番号があり、それを適当に入力しているというのが有力だと思いますが、いざ出荷するときには別の番号が貼られているということも、ままあるようです。
そして出荷されたと思いきや、なぜかシンガポール→ノルウェー→カナダ→ブラジル→台湾→日本という経路を通り、半年かかって来たのが1000円そこそこというこの腹立たしさです。仮に船便だとしても、実際はその地ごとで荷物の積替えを行っており、例えばコンテナ1台溜まらない限りは出発しないというのが当たり前らしく、僕の荷物はオスロで3ヶ月動かないままでした。
ちなみに、同じ販売者より買った同じものは、チャイナポストでしたが、2週間で届きました。これが業者の差と言えます。
あと、この日までに到着連絡なければ、売上金は販売者に渡すというリミットが設定されており、総じて買うほうには不利な条件を最初から飲まされるという感じです。ちなみに、そのリミット日は、販売者が発送するまでは、任意で伸ばせるようになっているので、そもそも怪しい感じの業者には、これで予め半年後ぐらいに伸ばしておくというのも手です。

まあ、日本ではあまりいいことではないのですが、「発送した荷物の伝票を写真で見せろ」とか、「そもそも荷物がないんじゃないか?調達してるのか?」と罵ってみると、効果はあります。あるいは、到着前から「1日以内に進捗無ければ、Ali経由でキャンセルするから全額返金しろ」と言ってみると、だいたい即配になります。
これは、Aliのアカウントは凍結されると、同じアカウントを使用することがまず無理な点にあります。例えば、販売者との交渉が決裂した場合、Aliの運営のほうに紛争解決を求めることが出来ます。(これが記事の話)この紛争を起こされる=駄目な販売者という烙印が押され、数回起こされると大体アカウント凍結となります。まあ、アカウント自体は別に作ってくるんで、あまり効果はないのですが、そこまでの評価や販売実績はゼロとなるため、利用者が激減するということになります。
他の販売者より多少安い値段が付いている場合は、販売実績があるのかどうかを確認しておくと、多少は被害を防げます。

到着しても信用出来ない、いい加減な販売者の実態

買うほうの要望が無視されるのは、まあ税関の検品絡みもあるんですけど、指紋がべったりは普通で、中にはスマホの外箱を捨てて、国内でいうレターパックみたいな箱に詰め替えて送ってくるような業者もあります。
例えば、開封しないで送ってほしいと言っても、ROMが書き換えるような業者が普通で、PCなんかはOSが入っているのに、ライセンスがないとかは普通のようです。正規品じゃない、正規品というパターンがある意味常識なんでしょうね。

そして、商品が到着しないうち、早いと日本国内の税関で止まってるあたりから、ガンガン到着連絡しろと催促をしている販売者もいます。これは無視して大丈夫です。到着してからでいいと思います。

到着連絡する前に、確実に動作することを確認する、その上でようやく到着連絡をします。
動作することを確認する、本当に買ったものと同じものが届いたのかどうかを確認するというのが重要です。
もし違うものが届く、あるいは不足があるなどがあれば、到着連絡はせずに販売者と交渉に行くのが普通です。

基本的に不良品を引いた場合のAliの販売者の対応としては、
  • 同じものをもう1個送ってくる
  • 壊れたモノはそっちで処分して、半額だけ返す
  • 無視
最後の一つは、アカウント凍結により連絡が取れなくなったというのが正しいかもしれません。無視されても、紛争解決をすれば自ずと土俵に上げられるので、楽だと思います。
まず、到着しても、絶対に受け取ったと連絡しないで、販売者とやり取りをするのが一番いいです。
交渉術として、最初は下手に出て、1回目の返信で舐めた答えが帰ってくることが多いので、その後はさっきと同様にある程度大げさなことを書いてもいいと思います。それと同時に、Aliに紛争解決を求めるのがいいです。ただ、これが非常に疲れる上、Ali側も販売者の言い分をだいたい認めてしまうところから始まってきます。写真ややり取りのSSなどを残しておくと、案外こっちの言い分の正しさを認めざるを得ない状況になるので、そこで、相手の対応が問われるというわけです。

紛争解決を選択すると、いくつか選択肢があるのですが、だいたい購入者都合にしてほしいと販売者から言われます。折れたら負けなのか、仮に折れても、全額返金か、代わりを送ってほしいと一点張りしないと駄目です。
実は、入金したものの、紛争解決を起こすまで商品を送らないという販売者も普通にいます。このあたりルーズすぎる販売者は普通の感覚になってしまうと、Aliで買い物しやすい感じになると思います。

Aliにしかない魅力な商品と、アマゾンにもある割安な商品と

ちなみに、今となってはXiaomiやNubiaのスマホや、JumperなどのサブノートPCなどを購入する場合、下手すると日本のアマゾンで買うのが一番安いというパターンも存在していて、GearBestやBanggoodなどでは、クーポンコード込でも太刀打ち出来ないということもよくある話になってきました。一方で、日本のアマゾンのマーケットプレイスでも、普通に中国からの発送も増えてきました。ある意味、色々買う方も意見が割れるかなとも思いますけど、アマゾンの倉庫にないものは怪しいと思ったほうがいいです。
あと、メーカーがグローバルショップを持ってるなら、そこが一番確実です。もちろん、メーカーが信用できるかという話もありますけどね。

AliExpressで購入出来るアイテムが日本のアマゾンで1/2程度ぐらいだったら、苦労込でAliExpressでしょうけど、2/3ぐらいだとアマゾンで買うのがいいのではないかと思います。最悪、アマゾンのほうが返金対応などで、あまり苦労しないので、そういう点で我慢出来ればいいんじゃないかと思います。

AliExpressでしか売ってないような商品もあったりするし、最近はメーカーの直営出品も多いので、ひとくくりに駄目というわけにもいかないですけど、3割ぐらいはそういう気苦労はあるよと考えてもらえると、面白く買い物出来ると思います。



おしまい

by aru32to | 2020-09-09 23:49 | ちょっとした話題を取り上げて書いてみる | Trackback | Comments(0)

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