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雑談 2019/11/29(あるさん、みつめてナイトを大いに語る)

なんか変な話が出てくるね。
今回は読まんでいいです。


俺は、新サクラ大戦でレッドカンパニーに2000億ぐらい入ったら、コナミから版権買い取って、みつめてナイトのアニメ化をして欲しいです。これは真面目に思うところです。(ソラとウミのアイダがあったからやらんだろうけど)

みつめてナイトというゲーム、知らん人しかいないだろうから、一応解説しておきますと、
サクラ大戦の大ヒットで天外魔境以来の注目を浴びていたレッドカンパニーと、次代のときメモを作りたかったコナミの共同開発ということで、あのクラサンも発売直前/直後に割とメディアで話してる感じがありました。(なお、自分のラジオでは一切話しをしたことがなかった)
で、レッドカンパニーとは、みつめてナイトとバージンフリードの売り上げ次第では続編の構想があったらしいという話があり、その査定として「PS版ときメモ」レベルを要求されたとも。両方ともまずまずの売上でありながら、企画が打ち切りされてしまったという悲しい終わりを迎えます。(契約がそれっきりだったという可能性もあるが、今となっては当時を知る人間が懺悔しない限り、状況の調べようがないとも言える)
この頃のコナミマガジンを読むと、その後世に出ることのなかったゲームの開発画面なんかが結構あり、特に恋愛ゲーはすごい数が企画され、ほぼ一掃されています。そういう点で、(共同開発ゆえ)世に出ただけマシだったといえます。

みつめてナイトに関しては、世界観をガラッと変えてしまったRPGもあったんですが、今で言う銀魂みたいな小ネタを散りばめたRPGであり、全力でネタに走った作風となっていまして、これはこれで面白かったです。ただ、僕は1周目のラスボス倒したあとにバグで停止して、EDを見たことがないですし、本編である3周目までたどり着いていません。

この、みつめてナイトは設定が割とおかしい。そもそも主人公が傭兵として国に雇用されるとか、98年当時ではあまりメジャーじゃなかった「期間工」でゲームが始まるんです。しかも傭兵なのにギャルゲーらしくクッソ弱いんです。この国、隣国と戦争状態にありながら、そこまで実戦経験のない外国人労働力を頼ってしまうという、なんか今の日本を痛切に風刺しているような感じが、20年前にはまず受け入れられないですw
で、3年後には新たな法律で外国人追放という、コレまた近未来の日本を風刺したような終わり方。結局ヒロインとは今生の別れとなる可能性が高い終わり方です。(一緒に国を出るというヒロインもいたような覚えがあるけど)

ヒロインが何かしら重い事情を持っているというのが、重厚感を与えており、しかも死んじゃったり、残留思念だったり、旦那を戦争で亡くしたり、喋れなくなったり、実は王家ではなかったりと、いいことがない。まあ、戦時中ということを考慮すると、話としては相当練り込まれているんですけど、案外アッサリそういう流れでイベントになっていくため、イベント前後で整合性が合わず、違和感を感じるゲームでもあります。(最近だとシャニマスの黛冬優子の本性が暴かれる前に、アイドルとの約束イベントが起こった場合に整合性が合わないけど、それに近い)
さらに主人公より主人公しているヒロインが一人いて、話の本筋はそこから肉付きしているような感じがあります。これはドラマCDになってるので、今でもお金を積めば入手可能です。本にでもして欲しい。

ヒロインのEDを見るため他のヒロインが死ぬという展開や、(準備は必要だが)3年目後半に出てくるぽっと出のヒロインが専用ED曲付きで、しかもその曲が名曲過ぎて泣けたり、立場上ヒロインなんだけど、実は敵国のスパイでしたが、主人公と自分の立場に悩みはじめるとか、EDが悲劇の上に成り立つちょっとした幸福感(とはいえ、即国外追放なのだが)がまた悲しさを引き立てる。このゲームは幸せになることを許されないゲームなんですよね。
あと、メインヒロインが美樹原愛、G'zマガジンで公式ネタにされたが、気にしてはいけない。

じゃあ、ギャルゲーなのに目的がほぼないじゃんとも思うんですが、それとともに傭兵なのに、王国最高位の聖騎士を目指すという、最初から忘れがちな目的があります。聖戦士ではないので、オーラ斬りは使えません。(必殺技を覚えることは、ときメモと同じく可能)だけど、それがわかるのが国外追放直前。したがって、本来なら女の子と仲良くなることよりも、聖騎士になることを目指すわけだけど、聖騎士になるってLV上げるだけでなれるんで、あんまり意味のない通称なんですよね。
結局、受勲式をバックレないとヒロインEDにならないあたり、実は聖戦士EDにもっと壮大な仕掛けがあったのかなと思いますけど、なぜそんなふわっとした感じだったのかが

この中、メインヒロインのソフィアが比較的簡単にクリアできるのですが、本家では友達に噂されるからという理由で下校を断られることもなく、家庭もギスギスしているところに主人公が登場という、これまた今の日本で社会問題となる家庭内問題を先取りしたようなヒロインです。バイト大好き。家庭の収入源です。アル中の父親のせいで勝手に縁談をまとめられ、変な貴族にストーカーされます。(主人公に東洋の味噌スープを飲んで戦績を待っていろって大口を叩く割に、何ら戦果を上げられないというw)
目立つようなキャラでもなく、多分尽くす系のヒロインなんですけど、歌うのが好きで、バイトと学校と劇団の研修生(これはストーリー経過による)を掛け持ちするような、今でも通用するヒロインなんですけど、劇団公演している劇場がテロにあい、喉に致命的なダメージを負うという、不幸に不幸が重なる、まさに悲恋のヒロインです。
彼女には専用ED曲があり、そこにトレンディドラマテイストな王道展開があり、メインヒロインの面目躍如です。
いわゆる鍵系にはいないタイプ、葉っぱ系にはいそうなタイプですが、ここまで酷い仕打ちを受けるヒロインも珍しいんじゃないかって気がします。

文化放送のA&Gゾーンで、そのソフィアがラジオをやるという、最初からキャラ設定が崩壊している、しかもラジオ電波に声を乗せてるのが、心の電波という、なんか宇多田ヒカルの「HEART STATION」の歌詞をまんまやってる感じの番組でした。タイトルが「ソフィアの純愛」というどストレートな豪速球。これが、聞いてて恥ずかしくてもだえ苦しむ。キャラがラジオをやってる設定を最後まで崩さず、3年間のイベントを追体験するような取り組みもあり、最後にはテロに会い、病院で喋れなくなるけど心の電波なので放送できるという、かなりメタ要素もありながら、大団円となります。ちなみにゲームでソフィアルートをクリアしてないとよく分からない内容も多少なり散りばめられてる感じで、世界観もきっちりしています。今の饒舌なYoutuberや生主なんかより素人ラジオ感があって、そのせいもあって賛否両論はあったようです。今でもいくらかアップされてるらしいので、興味のある方はどうぞ。
声優ラジオがピークに達しようとする98年当時、アニメ雑誌には「パーソナリティ:ソフィア」と徹底されていたことも、今となっては特筆すべき点です。多くのアニラジが、声優さんのプライベート部分に方向転換して、タイアップしているゲームやアニメがないがしろにされがちになっていた時代で、これはかなり硬派だったなと。
放送開始当時コナミ一社提供番組が3つあり、だんだん減っているところを考えると、その設定ゆえにコナミ広報番組として使いづらい感じだったんだろうと思います。(残ったのがClub db、のちにいたずら黒うさぎ、今は上坂の番組)
ラジオの影響力は恐ろしいもので、こっちからゲームに入った人も結構いるようです。俺はフラゲ組だったんで、ラストのアレも知ってたんだけど、これが気になってゲーム買ったという流れもあったようです。

ゲーム内容?ちょっとやりにくいときメモだよ。2よりは1の発展型に近く、完成度が増しているので、ある程度ときメモやっていれば、まあ困ることはないはず。ただ、惜しいのはゲーム本編では全く触れることのない世界観や時代背景などが細かく設定されていて、それをほとんど知らないままユーザーがプレイ出来てしまったところでしょうね。
今なら分厚い設定資料集とか、マルチメディア展開で小説やガチャゲー、漫画なんかで別途用意できる感じだけど、全く補完されることなく終わっているのが残念です。恋愛ゲーの選択肢は3択だけど、ほぼ2択です。残り一つはネタなので、普通にプレイしてたら選択しないと思います。

まあ、仮にリメイクをするとしても、鬼籍に入られた方も多く、別にソフィアに関しては色々中の人問題がり、さらにコナミとレッド・エンタテインメントのの権利関係がどこまであるのかということ、さらに数の多いヒロイン作品をアニメ化する場合、話を省略されたり、かなり改変されたり、どこにヒロインの比重を置くべきかなどで、さらに賛否両論でることになると思います。さらにいえば、コナミがコンシューマーゲーから重課金ゲーへ舵を切っていて、もはやお金のためにコンテンツ保有という状態になっており、権利そのものを手放さない、あるいは吹っかけることも予想されます。
ときメモ式のパラメータアップゲームって、課金要素を含めたら結構稼げちゃうので、その点でコンテンツ流用してガチャゲーとして大成して、はじめて土俵入りできるレベルなんだろうかな。

アニメーションという点では、RPGのOPで実はちょこっと動くヒロインが出てるんです。最初で最後だったからめちゃくちゃ気合入れて作ってもらった感はあります。(世界観が微妙にずれているのが惜しい)
あの頃はぴえろが作ったときメモとかもあったし、OVA展開もしにくい空気もあり、なによりバージンフリードがあったことも重なって、アニメ化企画がなかったんだろうと思います。
20数年越しにアニメ化するだけのコンテンツに値するか微妙だけど、仮にドラマCDをアニメ化することになれば、重厚なストーリーや、無駄に立っているキャラクターを有しているんで、量産型なろう系ラノベのアニメ化よりは中身があるんじゃないかと思ったりするんですよね。(面白いかどうかはさておき)


ちなみにヴォーカライズと、ソフィア名義のアルバムCDも出ているんですけど、ここに入ってる曲は良曲が多いです。ゲーム→ヴォーカライズ→ドラマCDと進むと、より深みにハマると思います。





おしまい

by aru32to | 2019-11-29 19:18 | 雑談