「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」2018春に思うこと

こうね、ネタがドバっと飛び出してくるとどうしていいかわからなくなることがあるんですけど、自分の目についたものを思うままに書きなぐるというのが趣旨ですから、いいっちゃいいんでしょうけどね。


内容は毎度おなじみなんですけど、今更ながら「そうだったっけか?」という内容があったんで、ちょっと気になる点をかいつまんで書いていこうと思います。資料は適当に目を通しておいてください。

1.MNPが電話だけになっていたことに驚いた件
アレって思ったんだけど、確かにmy auやmy softbankではMNP番号の取得できませんね。なぜかワイモバはできるという。で、不愉快なのは、再三申し上げている通り、代理店によってはショップでもMNP番号の発行ができず、電話でセンター送りにされてしまうケースなんですよね。auもsoftbankもこの辺は一括管理したい反面、諦めてもらうための壁として使っているような感じがあります。

で、更に思ったのは、これをMVNOにも徹底して欲しいこと。やはり一部のMVNOでは電話対応、しかも平日の午前中オンリーという、企業運営に即した反面、利用者には厳しい時間帯であることは承知かと思うんですよね。
というか、日本の特に国営のサービスって、あんなに良い給料もらってるんだから、土休日もしっかりやってほしいよね。年金事務所とか、ハローワークとか、大変申し訳ないんですけど、平日のそんな時間にやっていて、まっとうに働いている人が休暇申請をしないと行けないという時点で、システム開始からすでに破綻しているような気がするんですけどね。

戻りまして、auやsoftbankでガラケーの時代にはMNP番号の取得は結構簡単にezWEBやYahooケータとかでできたはずなので、それを今組み込めないというのは言い訳にならないです。MVNOも含め、早急に、というか今すぐ組み込めよっていいたい。

2.ネットワーク利用制限の情報公開に関して
これは簡単で、IMEIでわかるんだから、払えなくなった瞬間に画面上に出して操作できなくしちゃえばいいんじゃない。Appleなんかが反発すると思うんですけど、どっちにしろ利用制限かかれば通信できなくなるんだから、問題ないでしょ。
要は「その端末にお金が支払われればキャリアとしてはどうでもいい」という考え方であれば、こうなった端末は責任を持ってキャリアが回収すべきじゃないかと思うんです。壊れてるにしろ、改造されるにしろ、何かしらの制限をかける以上はそういうシステムづくりをすべきだと思う。

回収できなかった利用者は、ブラックリストにそのまま載せておけばいいだけだし、回収できない端末が万が一にも買取店に入った場合は、無条件で回収したりとか。まあ、さすがに海外流出は防ぎようがないですけど、ビザと紐づけして国内ではブラックになりますよってこともできると思うんですよね。(ビザそのものが不正な場合はどうしようもないけどw)
まあ、一生携帯電話の回線を使えないようにすべきシステムができない時点で、だったら端末を分割で売るようなことをするんじゃないよって思いますけどね。

3.利用期間の拘束、解約金、解約タイミングに関して
少なからず、これに関しては現行の状況が一番好ましいのではないかと思うところもあります。2年契約以上はさすがにどうかとは思いますけどね。更新月に近いタイミングなら違約金を払わなくていいというのは、さすがにどうかと俺は思う。
あと、確かに更新月の金額がフルにかかるのは、ここ5年ぐらいで急にキャリアが方針転換したことで問題になりましたよね。昔は1日解約で利用料なしという予約までできたという話なんですけどね。

これも一つの案として、プリペイドのように前金払いというのはいかがかなと思うんです。例えば1年だと48,000円前金払いにしておいて、契約日から365日間はある程度絞った1プランとかにしてしまう。そのかわり2年パックとか3年パックとかだと、それぞれ76,800円、100,800円(1ヶ月4,000円としては、契約期間-年数分X10%の割引として換算していきます。)
この場合、4年契約で115,200円、5年契約で120,000円となり、このあたりが分水嶺とはなりますが、キャリア自身の安定した売上試算が立てやすいのではないかと思います。
で、通話料別にして、数GBぐらいのパケットパックが付けば、長期契約者だっているはずですよ。それで、別にMNPの手数料だけで解約させればいいだけの話ですしね。
問題としては、メリットを見いだせない消費者が多すぎるのではないかという点と、だったら月に4000円払ったほうが、家計としてきっちり試算できると考える利用者がいそうなことですね。

余談ではありますが、MNPするときに引き止めあると思うんですが、何しろ機種の買い替えの話は出るけど、それだって下手すれば量販店の施策との併用ができないわけですよ。それでもって月々の料金の値下げの話とかは一切出ないあたりにイライラがあるんですよね。ドコモが唯一救いなのは長期契約者割引が少なからずあることですが、実際にはもっと値引いてもいいと思うんです。契約年数*100円ぐらい値引いてもバチは当たらないと思うよ。

4.料金プランの最適化云々
無理だからw
課金制でいいんじゃない、って思うけど、その課金制も現行は最初から高い上にガクンと上がるモードな上、上限が決まってるのが問題なんですよね。
毎度申し上げている通り、追加容量の通り、最初から1GB1000円でいいじゃないって思いますけどね。20GB使っちゃうようなやつは2万払えばいいんですよ。見放した上で、光回線とかに逃がす努力なんかも必要だと思う。(その光回線ですら日本国内はもう飽和しそうなんだけど)
あと、最近急にやり始めたピタットプランのマネはいいんですけど、ドコモのように低容量で繰越できるプランを廃止するようなことは絶対にやめてほしいんですよね。余ったときの容量でまかなえる場合があったりすることも多いですし、それがダメなら最悪MVNOなりプリペイドなりで凌ぐというのは、電話番号の枯渇化にも繋がりますしね。(解約回線をデータに割り当てるとかはしてるんだっけか)

まあ、かつて2GBで3500円のパケット代を払ってたことがあって、今も8回線分とはいえ、5GBのパケットパックを6500円で組まされてる身としては、なんでそんなにパケット高いの?って思いますけどね。

5.音声卸価格の低廉化
これもブーメラン案件ですよね。電話料金をカケホーダイにしちゃったせいで、電話をしない一般層までMVNOに取られたから、慌ててピタットプランを作ったわけですよね。もう今さらなんですよね。
MVNOの音声卸価格もそうなんですけど、音声定額の卸も提供すべきなんじゃないかと思うんです。例えば1GBもパケットを使わない人が音声は割とよく使うという、通話完全メインの人で、かつスマホな人に該当するようなプランは、現状だとドコモの5,900円(カケホ+パケットベーシック1GBの場合)、auの6,500円(カケホ+2GBパケットパック)。それ以外だとプリフィックスで通話定額プランを用意しているMVNOもありますが、これも専用アプリからでめんどくさいしね。

6.自動更新による料金プラン格差
これは、再契約したら更に割引額が上がるとかなら継続してもいいんじゃないかと思いますね。ただ、これを言ってしまうと、1年間だけ基本料金が割引になるUQやワイモバ(と、ピタットプラン初年度のau)はどうなる?という線引がうまく行ってないので、そこをどう扱うかが問題だったりしますよね。
しかし、これ結構謎なのが、大して割引になってないところですよね。なんか1,000円ぐらい違うのかと思ったんですけど、月300円、2年間で7,200円しか差にならないのであれば、積極的に誰でも割を勧める理由がないですよね。最初から強制誰でも割にしておくのか、これこそユーザー軽視の姿勢ですよね。

7.SIMロックの義務化
当たり前のことを今更やれというのはどういうことなんでしょうかね。
これは1月にも書いた話なんですけど、SIMロックを解除することで、メリットを得られるユーザーは非常に少ないけど、中古市場においてはauのようにSIMロック解除しないとMVNOが使えない、あるいはSBのようにそもそもSIM側に多種多様な割当をした上で、正しい組み合わせでしか動かないようにするとか、そういった商品を買取するのがハイリスクになるわけですけど、そのへんの改善にはなるんじゃないかと思うんですよね。
あとは一括即解除はともかく、端末購入サポートなんかの扱いですよね。100日解禁で問題ないとは思いますけど、こっちは機種変更できない期間は無理にするとか、それぐらいのペナルティはあってもいいとは思います。やむなしというか。利用制限後のSIMロック解除は当然アウトです。これもルール上はやむなしですかね。


まとめ:抜け道がある限り、どこまで行っても言うこと聞く気はないキャリア
メーカーからの端末買い上げ、つきまとう放送業界との絡み、販売報奨金を人件費や通信強化により割り当てることもせず、とにかくのらりくらりと延々やっていきたいというのが本音でしょうね。ただ、ポーズではなく、この検討会によって改悪されているケースも見られるのが、非常に質の悪い話です。

通信料金が高いからMVNOが活発になり、MVNOが端末確保が難しいからSIMフリースマホを売り、それを買いやすくするために分割払いができるようにした時点で、キャリアとの差がなくなってしまったような気がしますね。
本来、端末も安く、回線も安く、そしてそこそこの性能でいいや、って話が、思ったより黒字化しないからキャリアのせいにする、そこにUQやワイモバでごまかしちゃえというキャリア側の思惑が入り組んで、結局自分たちの縄張り争いをやっているだけなんですよね。

特殊な電波仕様、海外スマホを持ってきても技適で問題となり、海外メーカーが入り込む隙間のない割に、Appleだけは国策のように高待遇で受け入れた国の責任も大きいと思いますけどね。iPhoneがブランド品じゃないのは世界でも日本だけなんですよ。プアマンズiPhoneがAndroidなのが世界のスタンダードであって、それをiPhone以上の値段で売ってどうするんだ?というところなんですよね。そして、iPhoneを投げ売りしなきゃいけなくなるから、日本市場はクレイジーなんです。そりゃ海外から一時ビザで大量契約して、分割払いせずに海外でロック解除して儲けたくもなりますよ。
ここ数年言い続けていますけど、どんなにスペックのいいスマホを海外から取り寄せたところで、キャリアが端末購入サポートをかければ若干ながらスペックは下がるものの、日本仕様のハイエンドスマホが手に入っちゃうという世界は、恩恵を受けているとはいえど、いい加減おかしいと思いますよ。

やっぱり何度も言う通り、キャリアが10万で売るなら、最後まで10万で売り続けろというところなんですよね。なんでもかんでもAppleからノルマを背負わされ、売れないから身を切るけど、その切った身が人件費だったり通信強化だったり、毎月の通信料金で加入者全体が背負わされているという現実をそろそろ直視すべきだと思うんです。
下げる余地はいくらでもあるけど、それより巧妙に搾取する方法を考える。これで長らくやり過ごせるレベルじゃなくなってきてると思うし、それができなければいろいろな囲い込みでごまかしていく。(個人的にはスポナビライブのような、凄まじい強制サービス終了みたいなのも、本来なら総務省が問題として上げるべきだと思う。アレはいくらなんでも責任放棄というか、放送放棄と捉えるべきだと思う。)今やオプション加入は最初の契約時に10個を超えましたけど、これだってキャリアは得しないんだから、いい加減サービスとしてやめるか、あるいは黒字化するためにどうしたらいいかというのをもっと真剣に考えるべきだと思うんですよね。

まあ、こればっかりはなんとも言いにくいのですが、富士通がファンドに携帯電話事業を売却したからこそ、今がチャンスという見方もあるんですよね。SONYはプライドがあるからハイエンドに絞っていくだろうし、シャープは鴻海のおかげもあってV字回復に近い状態だし、あとは京セラぐらいだけど、こっちも海外でもそこそこ利用者いますしね。サムスンも別に固定ファンがいるわけですから、いい加減ドコモに売らなくてもいいと思うんです。ましてファーウェイがキャリア進出をした今だからこそ、ドラスティックな端末販売をしてもいいんじゃないかなと思います。NTTの成り立ちを知っているとわかりますが、今まで富士通とNECに忖度してた業界だったし、端末代の話も富士通と鴻海買収前のシャープが泣きついた話だったと推測できるわけですし、それじゃなくても企業の規模で納める台数が決まってた世界だから、企業に利益を上げていたわけで、それが実力主義になった場合、売れなくなるのは当然でしょう。



というか、本音として、もうdocomo withですら機種変更するのが嫌なんですよ。ドコモと付き合うにしても、端末を買ったときの月サポが、長期契約者割引より低いってのはおかしいんじゃないかと思うんです。だからといって、L-03Kみたいにまっとうに使えるけどローエンドに4万も突っ込みたくはないわけで、ガジェヲタゆえの苦しみが解消されないのがねえ。(まして、XPERIA XZを契約したあと500円も月サポが上がった挙げ句、即端末購入サポートに入った時期の機変だっただけに)


おしまい

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by aru32to | 2018-06-08 19:45 | 雑談