いろいろ明瞭にすべき部分があると思うモバイル業界全般


いや、まあなんだろ、毎度言うことが同じで申し訳ないんだけど。
もっと論議すべきところあるのではないか?と思ったりするんですけどね。

1.まずテザリングを論議する必要があるのか?
極論申し上げますけど、テザリングより便利なモバイルルーターがあるじゃないですか。MVNOがこれだけ安くなってるのに、なんでも1台で済ますのはもったいないかなという印象。まあ、昔から分業制を敷いている我が家ですけど、やっぱりスマホ1台で済ませるというのは難しいのと、1分1秒でも長く使いたいって思いはないのかな?ということですね。PCにSIM突っ込めるようにすればいいんですよね。
いやあ、真面目にPCにSIM突っ込んで、場所を気にせず使うって便利ですよ。

2.サブブランドの設備投資と見合う通信速度はどこまで許容範囲なのか?
時間帯によって速度が落ちるのはしょうがないのですが、それにしてもワイモバイルやUQなどが速度が速いというのは、そりゃそうだという話ですよね。
UQの場合はWiMAX2の回線を貸してる分、LTE回線のアクセスポイントサーバーが増強できてるのは分かるんですけど、それじゃあソフトバンクグループで完全にまとめられて、WCPとワイモバの持つB3/B28/B41は子会社として持っていますと。違うのはAPNだけという状況はMNO内でもっと問題にすべきだと思うんですよね。正直なところソフトバンクが明確な返答をしないと、他のキャリアはもちろん、MVNOも納得しないと思うんですよね。

で、そういう点で本来ならMVNOなんかに積極的に動くべきはソフトバンクなんだろうと思います。でもワイモバがあるから別にいいやというのと、実質的にはB1とB3しか使い物にならないということを悟られないようにするためという見方も出来ます。そうでなければもっと積極的にMVNOに回線を下ろすという感じになると思うんですけどね。(あるいは、LINEモバイルを合弁会社化したことで、なんとなく道筋を立てているのかもしれないけど)

ちなみにauはコメントしません。MNOなのに使い物にならない場所が多いってのは論外です。いっそ楽天と合併でもしたほうがいいんじゃないですかw

3.MVNOは本当に不利な立場なのか?
不利というか、基本的に営業規模が違いすぎて相手にならないという話です。UQとワイモバが問題視されているのはその点ですね。
例えばauのようにピタットプランがあるんですが、UQにもおしゃべりプランがあって、auが1GBから使った分だけ、UQは2GBと決まってますけど、通話プランは5分以内であればかけ放題なんですよね。これ、違いがあるんですかね?多分なんですけど、UQが問題視されてるのがこれなのかな。
ソフトバンクとワイモバの関係は別キャリアだったことを考えるとなお複雑になるのですが、わざわざ被らないようなプランを出さないあたりは配慮してるのかなとは思います。ただ通信環境は全く同じで、APNを色々作った上でサービスの差別化を図ってる感じなのかなというイメージは否めないかなと思います。

結局どうなのかな、ドコモのMVNOが昼間に苦戦する理由がはアクセスポイントの他に、帯域が逼迫しちゃってるという現状、基地局を増設しても全然足りない状況を考慮してもいいと思うんですよね。auやソフトバンクのMVNOが比較的良好なのはその電波を利用する端末数が絶対的に少ないからという理由付けが出来なくもないかなと思ったりします。ただ、都心でも思うのは、auやSBの回線が決して良好ではなく、特に移動中においてはドコモ回線が圧倒的に継続して電波を拾っていることは知っておいていいと思います。これも基地局/人口の問題だと考えられるかもしれませんね。



まあ、問題点としてはそんな感じなんですけど、個人的な見方として、サブブランドは他に多角展開出来ないから、その分APNの増強とかに回せるわけで、単に「金の突っ込みどころ」の問題だと思います。MVNOが問題視している部分を読んでいると、そこまで深刻なことではないかなと思うんですよね。
むしろ、100万回線もユーザー抱えて、本格的にMNOになりたいMVNO事業者が、ドコモ回線を使っているにも関わらず、速度が出ないということを他社のせいにしているあたりに、なんとなく裏を感じざるを得ないです。


で、むしろ問題なのはここから。(勝手な話も入ります)

4.1年目と2年目以降の料金が違うのはおかしい。
まず、問題視しなきゃいけないのは「キャンペーン価格」という1980円から使えるという謳い文句の規制が必要だと思います。
これを行うことで何が問題かというと、「使い続けることが得をしない」という問題があります。UQ、ワイモバイル、auなんかが問題の対象になります。
1年目の基本料金を抑えることで契約数を取るという話なのですが、もともと基本料金の30%が割引(正確にいうと2年契約してないと計算値すらたどり着けないけど)という扱いに問題点があるだろうと思います。
で、1980円+機種代だけど、13ヶ月から2980円+機種代、2年かけて機種代の割引が入り、機種代が無料となるわけです。機種代が高ければ、それに料金が上乗せされるわけですよね。15秒のCMにそれを漏らさず入れろよ、と突っ込みたくもなります。(小さい文字で問題なしとする業界の問題もあるけど)
通信インフラとして、常時支払う金額ではない額面を前面に押し出している点は、もっと問題として大きくすべきと俺は考えます。


5.端末購入を割賦とした最低利用期間
毎度言っていますけど、これが料金を下げる上で最大の原因だと俺は思っています。やっぱり一定数はガラケーや3Gスマホを使っていたりするわけで、一般の人は最新スマホに買い換えるより、使い慣れた端末を末永く使うことのほうがよほどいいんですよね。
auのように、iPhoneが不振でアップグレードプログラムなんかを6ヶ月から使えるようになるという問題も含め、いい加減回線と端末を切り離して考えることは出来ないものかと思います。MNOもMVNOも端末を分割することで、今や最大で4年間もの支払いを行う必要があるのですが、これを一切廃止し、機種は自由に購入できるようにすることにしたほうが、よほど実情に合っていると思います。何よりふところに相応しいスマホを選ぶ必要が出てきていると思うんですよね。
これであれば、端末未払いの問題もなくなるし、即SIMフリーにできるというメリットもあります。
auのピタットプランが悪くないのはその辺なんですよね。本来ならそのプランを持ってして、端末は一括のみとかにすべきであって、それを分割でも購入できるようにしちゃってる、しかもauはすぐMNP一括0にしてしまうのが、よっぽど問題だと思うんですよねえ。

理由付けはいくらでもできるけど、MVNOがなんで分割でスマホを販売し始めたのかがやっぱりわからないんですよね。本来SIMだけ安くて、端末は自前で用意してくださいだったはずなんですけど、そこの層が思ったより少なかったから、端末を販売し、さらにコストがかさんで、抱き合わせ販売になっていった感じはありますよね。
こればっかりは日本の悪い風習が延々と残っている感じで、もう今さらなのかなとも思います。


6.2年割の自動更新はどう考えるべきか
ついでなんで書いておくと、いい加減2年縛りってどうにかならんのかと思いますよね。
縛りもそうですけど、それが2ヶ月猶予があるとはいえ自動更新となってしまうのはどうなのかという話です。
まあ、契約した回線なんておいそれと変更しないですし、ドコモみたいに年々割引料が増えるのであれば、問題ないのかなと思います。

でも、データ回線に関しては即解約が可能でも問題はないと思うんですよね。理由が良くわからないのですよね。
いつものように、ドコモのデータ回線の基本料金というわけのわからない料金はどうにかならないんですかね。音声回線のほうが維持が安いと言うのは、やっぱりなんか根本的におかしい気がしますけどね。


7.SIMロック解除の義務化が改悪になっている事実について
現在のルールだと、過去の端末でも、本人の契約した端末ではない限りはSIMロック解除出来ないようになっています。
が、支払いが完了し、利用制限がないものを持ち込みロック解除できなくなったのは、いかんせん謎のままです。これは「もしかしたら盗難品だから」という理由もあるそうなんですけど、そもそも盗難された場合、IMEIの紐付けで端末の利用停止などがシステム上可能なんですよね。
それ以上にMNOがロック解除に後ろ向きな理由は、シェアがどうこうではなく、MVNOで使う際にLTEバンドの違いなどから、繋がらないなどの苦情処理をやりたくないということもあるんじゃないかと思います。ソフトバンクのAXGPオンリーなスマホではありうる話だと思います。
一方で、その枠から外れるauも最近になって、支払い完了済みの端末のSIMロック解除をしなくなりました。auの場合は、本当にMVNOに移行してほしくないという引き止めの可能性は高いのかな。


8.回線契約に応じて、SIMの種類が分かれていて、ネットワークがIMEI制限がかかっていることに関して
ワイモバイルで出来ることが、ソフトバンクで出来ないというのは腑に落ちないのでしょうか。
これはキャリア問わず、普通は行われていないのですが、ソフトバンクのAndroidスマホやモバイルルーター、ガラケーでも行われている(行われていた?)のですね。
ワイモバイルでもそうなんですけど、良くSIMの在庫がなくて契約出来ないという問題も、おかしいんじゃないかとは思うんですよね。なんで端末在庫と同数のSIMキットが売ってないのか?という問題がありますけどね。

まとめ、ユーザーはどうやっても得しない、という結果に落ち着くなら説明はしっかり行うべき
MVNOへの不公平感のはけ口と、MNOやサブブランドの説得力不足に終始する状況で、論議の余地がなさそうですよね。
とはいえ、ワイモバイルやUQ Mobileが優遇されている、というよりは、MVNOに貸すような卸値がドコモほど安く出来ないので、苦肉の策が生み出した状況が、今の問題を生み出したことを考えると、ある意味皮肉な結果ではあります。
品質云々も言われてますけど、MVNOは回線品質でかなわない、けどサブブランドは品質が高いのはおかしい、という論議が出るのも、MVNO側からしたら死活問題なので、やむなしという気もします。ただ、mineoとUQの接続価格を比較した場合、やはりUQなんかに規模で勝てるわけないので、張り合うだけ無駄だと思って、それなりなサービスを行えばいいんですよね。
まあ、卸売によるネットワーク品質への疑問を投げかけられて、評判を落とすぐらいならば、目の届く範囲でコントロールしたいという気もあるのかな。

解決策としては、auやソフトバンクが卸売をドコモ並みにするか、あるいはワイモバイルやUQがMVNO並みの価格に降りてくるか、MVNOが無理をせず、理論値などを実測値などに置き換えて、そこまで速くないですけど的なアピールをしてもいいのではと思います。

SIMロック解除の問題はMNOが無条件降伏で出すのが一番いいと思います。端末購入サポートなどの一括購入は現状のままでもいいと思いますが、利用制限のない端末はキャリアが支払い完了されたと認められているわけですから、もういいと思うんですよね。そしてそれに利用制限をかけて戻ってきて欲しいと思うのはそれぞれのユーザーなんですから、盗難や紛失は個々の問題で、警察がやることでしょう。

とりあえず、このまま話が平行線で、どうで踏み込んだ話にはならないのだから、ある程度のユーザーが納得行く説明をすることをMNO、MVNOがしていいんじゃないかと思います。







おしまい

[PR]

by aru32to | 2018-02-07 22:21 | 雑談