Windows Phoneを見て素直にWindows搭載スマホを出せばいいのにと思った件

は?ってなる人はもう読まないほうがよかんべとw


VAIO Phone Biz、というか、ネーミングなんとかならんかったのかね。意地でもVAIOって入れなくても良かったんじゃないかなと思ったり。

今回は、そんなVAIO Phone Bizと、過去のVAIO Phoneがどう違うのか?とつまらない過去への回想、未来への妄想を書きなぐる回です。


VAIO PhoneとVAIO Phone Bizはそもそも土俵が違う

まあ、いろいろ書くと叩きの対象になりかねないですが...
正直な話、両方共どっかの台湾なり中国なりのODM生産だと思われますから、どっちにしろそんなに品質的には変わりないと思います。
名義貸しとまで内部から話が出たモノをかばうつもりはないですが、もしVAIO Phoneが当時のミドルエンドなり、あるいはハイエンドなりでODM生産されていれば、評価が全く変わって、「おお、やっぱりVAIOすげえな」ってなったと思うんです。
この時問題になった名義貸しの相手の日本通信様が機械の性能とブランド力の不一致を起こしたから、大きく報道されたわけであって、悪い場合はb-mobileバカじゃねえので済んだのは、幸いといったところでしょう。
で、安曇野FINISHですか...そもさん昔からFOXCONNにODM生産を頼んで、国内でパーツを組み立てるだけの作業ですからね。今話題のFOXCONNはAppleのODM先の一つともいわれており、ある意味Appleの技術がVAIOの技術向上にもなってるし、そういう点では持ちつ持たれつなんですよなあ。

まあ、そういう諸事情があって、今回はVAIOが出すVAIO Phoneであること。だからVAIO Phoneって言葉を何か変えたほうがイメージ良くないか?と思ったわけですね。搭載OSが違うわけだし、VAIO S6とか、現状のVAIO PCに合わせた形式のほうがよほど分かりやすかったと思うわけです。
その辺が、スマホを出したかったVAIO側の思惑なんでしょうけどね。

とりあえず、過去のVAIO Phoneとの違いは、
  • Android搭載と、Windows搭載というOSの違い
  • ローエンドと、ミドルエンドというスペックの違い
  • 完全ODM生産と、国内組立のODM生産の違い
  • 日本通信への名義貸しと、VAIOが直接出すという違い

ここまでしっかり書いたうえで、VAIO Phone Bizすげええええええええええ、って書くならわかりますけど、真のVAIO Phone出ましたね、なにが真なのかがわからないでしょ?これが問題だと何回も俺は書いているわけで、今回も大手メディアやアフィブログには失望させられっぱなしですね。


世の中はContinuumに期待を持ちすぎる

という愚痴はさておき、Windows 10 Mobile搭載スマホの中でも、スペックが高くないとできない「Continuum」という機能がこれではできます。
簡単に解説すると、ModenUIで操作しているスマホをTVや液晶モニターに接続すると、Windows10のUIで操作できます、って機能なんです。TVにHDMIがあれば、そこに接続コードをぶっ刺す、もしくはMiracast的なドングルでつなぐだけで、あらWindowsPCっぽいものの完成ですという話です。キーボードやマウスを別途Bluetoothで用意すれば、あら不思議と言わんばかりにデスクトップPCっぽいものの完成です。

すごいでしょ?って話なんですが、個人的にすごくないところが一点あります。
UIが変わるだけで、できることはスマホと何一つ違いがない点です。この一点をMicrosoftは学習できていない、言うなればバカの一つ覚えですね。

過去、Windows RTと言うものがあったことを覚えているでしょうか。これとコンセプトがほぼそっくりなんですよね。ただスマホでできるだけ。あっちは専用のタブレットとかでしたから、それに比べれば進歩といえばそうなんですけどね。
なぜ廃れてしまったのか?というと、単純に対応するアプリが少ないからなのと、システム要件がだいぶ低かったからなんですね。Windowsストアのアプリしか使えない上に、そのストアのアプリですら対応しなかったアプリが存在するというどうしようもない状況に追い込まれ、早々とMSがサポートを打ち切るという最後を迎えました。
その後中華タブレットなどが続々とWindows8.1搭載の小型タブレットを出して、メリットが一切なく、さらにMSもそこまで封印していたSurfaceのナンバリングモデルをWindowsタブで出してしまいました。(Surface3)本当になんだったのか?です。MSは過去の遺産を決別するはずが、ユーザーは過去の遺産のために端末を買っていたという本末転倒を起こしたわけですし、特に制作側に優位なモノもなかったですからね。(SDKにあたるVBやVCの無料配布とか)
その状況と、今回のContinuumの状況は非常に近いと思います。

さらに、これは外的要因ではあるんだけど、スティック型PCやキーボード型PCなんかが出てきて、WindowsPCを持ち運べる状況にまた近づいてしまっているのも問題なんですよね。元からモバイルに問題ない人はノートPCなりタブレットでいいですし、TVで使いたいならそういうものを買って使えばいいだけです。よりによって廉価帯スマホとスティックPCで用は足りてしまう方も多いでしょうし、ゲームユーザーならハイエンドノートPC持ち歩きますし、じゃあ誰向けなのよ?って言われると、ドングルは確実に必要ですから、それならばの発想になっちゃいますよね。勧めようがない機能がオススメです、すごいでしょ?という説明は俺には絶対できない。
まあ、もちろん選択肢があるに越したことはないけど、その選択肢に上がれる状況にもない、便利なものがもっとあるというのは、困ったもんですよね。

もう一点、会社から仮に配布されるものであっても、モバイル端末に資料なりデータなりを持ち運ぶというリスクはありますよね。Officeでデータ編集をするにしろ、クラウドから取ってくるにしろ、持ってる端末は一度通るわけで、そのリスキーさは結構あるんじゃないかと思うんですよね。あらゆる可能性を想定した時、企業が配布した端末が、個人の運用方法によって会社の情報流出を起こしかねないことをもうちょっと考えられなかったのかなあと思いますけどね。(そのための企業向けOne Driveなんだろうけど)Bizとは書いてあるけど、それは道具としてのBizであって、利用者はBiz以外にも使っちゃうのはiPhoneやAndroidでもう懲りたでしょ。

ちなみに、昔ちらっと書きましたけど、この発想があるんで、俺は記者にスマホを持たせて、道具として使ってはいけないと口酸っぱく言うんですね。改ざんでも消去でも自在にできる私的機械をメディアの人は持ってはいけない。コメント取るにしてもiPhoneの録音機能を使わないとか、そういう相手が不安になる要素を1つずつ排除していかないと、リテラシーもモラルもない下品な記事しかかけない。それが今の日本のメディアだと思わないのかね?


近い将来、フルWindowsスマホという夢を信じて

さて、そこで今後必ず出るであろう、Windows 10搭載のスマホに目を向けてみましょう。あれ結構難しい話で、実はモデム内蔵のスマホ用Atomと違い、PC向けAtomには外部モデムが必要不可欠なんですよね。さらに通話待受という難敵が潜んでいます。Win10になくてWin10Mobileにある、根本的な電話の機能に問題があります。データ通信は特に問題ないので、この点LINEとかSkypeとか、IP電話でどうにでもなるといえばそこまでなんですけど、それはキャリア的にはおいしくない。
バッテリー持ちを考慮しつつ、フル版Win10が使える機種なんてものが果たしてできるのかどうか?

そこで参考になるのは、F-07Cという伝説的な機種と、今の中華タブレットです。

まず、簡単にF-07Cの説明。日本では死滅するであろうガラケーとPCを両方突っ込んだという、まさに誰得アイテムだったんですね。280gと最近の7インチタブレット並の重さながら、ガラケーとWindowsPCを切り替えできる端末として、実際に持っていた時期がありました。が、バッテリー持ちが異様に悪く、ネタとして使えるほどスペックも高くなく、残念ながら死蔵となり、資金不足で売却となるわけです。
この時、クレードルも買って、HDMIでTVにつなぐこともやったんですけど、この境遇が今のContinuum機能と全く一緒なんですよね。しかもこっちはフルWin7が動いちゃってたわけですよ。こっちのがすごくね?
結局早すぎちゃったんですよね。コンセプトモデルとしてだからできたわけで、全く売れないだろうというのは目に見えてましたからね。

ただ、弁解の余地があるとすれば、
  • 2011年当時は電池容量や液晶技術などが成熟していなかった
  • Atom Z600という、電話にのせるようなCPUでWin7を動作させていた
  • 世の中がそこまでスマホスマホとなっている時代ではなかった
という話です。
実は技術向上でクリア出来てる1番目と3番目は特に問題ないのですが、2番目が非常に問題なのです。というのが2番めの中華タブレットの話。

中華タブレットがなぜ安く出来てるかの説明をしなければなりません。アレはIntelがほぼタダみたいな値段でAtomを配っているのですが、そこには要件がしっかりあって、7インチ以上のタブレットに搭載する時に安く卸すとか、そういう理由があるらしいんですね。(詳しく調べてないんですが、ソースらしいソースがこれぐらいしかないので、どっかの中国のファブメーカーの話でそんなのが載ってたのを記憶頼りに書いてます。)
まあ、他のCPUにシェア奪われるぐらいなら、薄利多売でシェアとっちゃえって話になってるんだと思います。Intelは出来ちゃう規模ですからね。
似たようなスペックの中華タブレットばっかりなのは、OSがタダであることと、CPUがほぼタダで買えるから仕方ないという話なんです。

一つ思ったのは、AndroidとWindowsを切り替えできるタブレットが登場してて、そこにモデムをつけて、Android側で電話しちゃえばよくね?って話なんです。とはいえ、電話サイズにするためには要件をクリアしなきゃいけないし...とまあね。それならコスト的に2台持ちしたほうがいいやってなりますわね。


じゃあ、別の観点から考えると、廉価帯スマホと中華WinPCをくっつけちゃえばいいんじゃね的な視点で、F-07Cが生きてくるわけです。
片方にはガラホ的な機能のボードを載せます。こっちは電源を入れておくと常時待受ということで、電話がかかってきた時に強制的に画面表示に割り込みをかけます。切り替えた時には普通のAndroidとして使えるぐらいでいいですので、最低限S410とか、S210とかでいいですね。で、テザリングが使えるようにしておきます。
で、PC側もAtom X5-Z8500とかぐらいの性能のボードを載せます。もう一つスイッチを付けることで、Windowsが起動し、ディスプレイがそっちに切り替わります。こっちはモデムを載せず、無線LAN経由、もしくはUSBでテザリングした回線を使用して通信を行います。これならPC側のボードにモデムは必要ありません。機械的にディスプレイ信号を受信した時の優先順位などを制御する必要がありますが、それはすべて別基盤でも起こしたほうが早そうなきがしますね。
あとは、フットプリント、バッテリー容量を考慮しつつ、大画面6インチのOS切替型フルWin10スマホの登場です。ドヤァ!

...コストがwww
軽く見積もっていくらだ?スマホ2万にタブレット3万か。技術込で6万ぐらい、重さ220g程度なら買うやつはいそうですけどね。
つか、コスト度外視とはいいますけど、そこまで高いものじゃないし、液晶だってフルHDのパネルはスマホ用で流用できるんですから...っと、今度はWindowsのスケーリングの問題が出てくるな。通常比300%ぐらいじゃないとタッチパネルじゃ厳しいかな。


夢で終わらせないメーカー、求む!

とまあ、いろいろ妄想は尽きないわけですが、結論としては、デスクトップモードの使えないWindowsなんて、玉ねぎしかない牛丼と同じぐらい価値がないものだということをいい加減Microsoftが気づかないかなという点と、その点を創意工夫してねじ伏せる技術商品が出てもいいんじゃないかなと思う話でした。
実際、考えてる人いてもおかしくないと思うんだよなあ。やっぱりコスト度外視なのが一番の問題なのかなあ。





おしまい

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by aru32to | 2016-02-05 21:14 | 雑談