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XPERIA Z5シリーズのモックをちょこっと触ってみた感想

というわけで、買う気はもう完全に失せてる、というか今後キャリア系のスマホを買うかどうかという点で、相当日本のスマホに興味の薄れている昨今です。Meizu Pro 5を買おうか迷ってます。

とはいえ、XPERIAの新型となれば、やはり見なければいかんだろうということで、ちょっとばっかし見てきました。以下、感想。

ビビッドカラーが筐体に合うXPERIA Z5 Compact

まず、一番最初に「コレだ!」感があったのは意外にもZ5 Compact。Z3 Compactもそんな感じだったけど、スマホの形が一番良かったのはZ3だったんですよね。
背面ガラスをフロストガラスに変えたことが功を奏して、すごくキレイ。持ってて存在感が映える。そして意外にも持ちやすいし、そこまで重さを感じることはなかったです。これは無理せず万人に勧められる商品です。
もっとも、個人的にはA4も好きな部類ではあったので、ある意味ソフトバンクではないけど、8色ぐらいカラバリを作ってもいいんじゃないかと思ったりします。
ホットモックは結構熱くなっていましたが、Z3でもこんなもんだったかなという感じ。そこまでひどくないです。
自分で欲しいかな?と言われるとまずこれを選んでしまいそうだけど、運用上でZLやZ4とかぶる部分が非常に大きい感じはする。

落ち着いたカラーリングながらイメージが一新されたXPERIA Z5

こちらも同様に背面フロストガラスを採用。発表時の写真写りより、実物のほうがキレイに見えますね。写真ではどうだろうなあと思ってたグリーンも、濃い緑がキレイに出ていて、割とオススメです。逆にゴールドは変に砂漠色みたいな感じになっており、これをゴールドと呼ぶのはどうなのだろうという気がします。(ある意味カラシ色とかそっちなんだよなあ)
で、これもそれほどサイズに変化がないので、普通に使えるかなという感じ。ホットモックも死ぬほど熱くなってるところはなかったので、良くも悪くもZ3の後継機だなという感じです。
出来は決して悪く無いけど、いかんせんカラーリングと合わせて、歴代XPERIAの中でも、非常に地味な存在になってしまっているのかなという印象はあります。

プレミアム?な外観のXPERIA Z5 Premium

さあ、一番困るのはこのハイエンドモデルだ。
個人的な印象としては、白黒しか色がないのに、フロントがブラック一色なところと、背面を鏡面仕上げにしてしまっているところに大きなマイナスをつけます。個人的にはつや消しのメタリックシルバーやメタリックブラックなどといった仕上げが好きなので。(あるいは筐体を総アルミボディにしちゃうとかね)
なんだろうね。外見を見る限り、これは本当に技術の結晶なのか?と疑問を持ちたくなる感じで、機械としては間違った「プレミアム感」が出ています。
筐体は心なしか他の2台に比べてそれほど熱くないのですが、どうもサイズに対して重さが重すぎる気がします。持ってみると「あ、意外と重い」という感じ。
ディスプレイは流石にキレイで、やっぱり中身は進歩してるんですけど、どうも外見の派手さにきらいがありますね。
正直なところ、所有欲が満たされるものか?と言われると、ブランド物の所有欲なら満たすことは出来るんじゃないかと思います。

プレミアム感を出そうとして、いかにもプレミアムでしょって感じの筐体になってしまったと。どうなんでしょうね。
GALAXY S6 Edgeとかそうなんですけど、鏡面仕上げかつ防指紋コーティング済みで見た目よく出来るというのに、なぜ指紋だらけになる鏡面仕上げにしてしまったのかというのが、なんか落ち着いた高級感じゃないですよね。だからといってそこに防指紋フィルムを貼るのも、筐体の良さを消してしまいそうだしねえ。


全体的ここは変えて欲しい点

違和感を感じる指紋認証センサー付き電源ボタン。指紋認証を電源ボタンに兼用するというアイディアはいいんですけど、強引にあのサイズにする必要性が全く見いだせないのですね。いや指紋認証センサーを付けるにしても、背面に付けるのはちょっとおかしいし、フロントにつけるのもデザイン的にはどうなの?ってことなのだと思うんですけど、それにしたって足掛け2年以上使っている竜頭型の電源ボタンをあっさりとなくしてしまったのはいただけないと思います。
例えば、せっかくフロストガラスを採用したのであれば、背面に指紋認証センサーをそれっぽく付けることも出来たとは思うんです。
デザイン的に押し通すなら、いっそ富士通の虹彩認証システムを搭載してしまうとか、他社の協力を仰いでもいいと思うんですよね。


カジュアルなデザインとハイエンド感の共有を成したXPERIA Z5・Z5 Compact

というわけで、何回も書いていますが、いざ実物を見ると欲しくなるのはZ5 Compactなのかなと。Z5にも言えますが、デザインをそれ相応にカジュアル(悪く言えばチープ)に出来たのは、海外勢との差別化を考えると良かったことだと思います。
LeTV MAXのような高級感があり、ハイスペックなモデルを買ったあとだけに、それでもXPERIAの新型はいいんじゃないかと思わせるのは立派だと思います。
下世話な話かもしれませんが、iPhone寄りのデザインを突き詰めていくと、本当に高級なモデルが出てしまった時に、いざどうやって固定されたデザインを変えましょうか?という問題が出てくると思うんです。スティーブ・ジョブズが生きていれば、おそらくホームボタンなんかとっくの昔になくなって、スライドアクションでホーム画面を呼び出すとかそういう変に凝ったものを作って、筐体などただのデザイン電話と言わんばかりのもっとシャレオツなスマホを作ると思うんです。
前にも書きましたが、Flexスタイルだったり、Edgeスタイルだったり、斬新な筐体も現れた中で、あえてデザイン的に「変に気取ってないでしょ?」という外見と、持った時使った時の、見た目とのギャップのあるハイエンドモデルに仕上げたということが、Zシリーズから進歩するための一つのステップだったんじゃないかと実物を見て思いました。特に今回の日本勢はスペックを落としてきましたから、より引き立つ感じがしますね。



さあ、XPERIA Z5はもう発売ですって。
Z4は地雷を踏みに行けたんだけど、前述の通り、もうZ4で満足ですので、Z5はきっと買いません。それでもZ4よりZ5をオススメ出来る理由をずらずらと書いてみました。



おしまい。

by aru32to | 2015-10-29 19:03 | XPERIAの話 | Trackback | Comments(0)

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