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2ヶ月ぐらい使って思ったSBM、イーモバイル、ドコモとの付き合い方(2014/05/2更新)

俺も謝罪会見音声でも作ったら面白いのかなw
なんか今日ほど「好きはでかいんですよね」って言葉が身に染みたわ。

2/21にSBMの契約と久々にして、結構色々引っ張り回してきて、結局どんな人がどのキャリアを契約すべきなのかというのがある程度絞られてきたので、ちょっとまとめてみる。

そもさんAXGPはどれ位快適なのか?

金ドブと言われて久しいSBMの回線ですが、302SHなどの2013年冬モデルのAndorid端末では、Hybrid LTEに対応しています。
早い話、Softbank 4G(AndroidなどのAXGP)とSoftBank 4G LTE(iPhoneなどのLTE)が両方使えるというわけですわ。

で、基本SBMといえばサービスエリアは「あんなの飾りです!偉い人にはそれがわからんのです。」と言わんばかり。
そういうわけで、買った人にしかわからない、しかもAXGPなんて正直前評判最悪の状況で来てます。
でも、実際には使ったことがないからなんとも言えない。なら買って真実を確かめてみようと。

ちなみに今回の調査範囲ですが、幸い3月に死ぬほど出張に行ったおかげでかなり広範囲になっています。
広島県呉市、岐阜県多治見市・美濃加茂市、長野県松本市、茨城県つくば市など、地方都市もそこそこ。
東京・横浜・名古屋・大阪・神戸などの都市圏も調べています。あと実家の栃木w

まず結論から言うと、大都市圏と言われるところのメインどころ(例えば山手線内とか、名古屋駅周辺、なんばなど)はAXGPの恩恵に預かることが出来ると思われます。というか、恐ろしく速い。
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朝の規制が解除された直後だから速かったんかなと思ったんだけど、実際秋葉原のZOAあたりで休日の昼間に測ってみた時に80Mbpsとか出てたような気がするんで、(SSがないので参考程度)これは単にユーザー数が少ないから速いんだろうなあという話ですね。

ところがこの端末の問題点として、AXGPを使っているのか、LTEを使っているのかがわからないのですね。全部まとめて4G扱い。
そこで一緒に契約したGL10PでAXGPの範囲なのかを確認しています。
結果、基本的に幹線道路沿いだとAXGPがそれなりにつながるんですけど、その他はそもそも送信局がない感じだということがわかりました。

おおむねイーモバイルLTEよりエリアが狭いのは知ってたのですが、やはりSBMのAndroid端末はマイナー扱いということなので4G LTEよりもエリアが狭いのだろうと思います。

なので、非常にユーザーは限られると思うのですが、AXGPの恩恵が確実に受けられる範囲での大都市が生活圏で、かつ2年走り切る自信があればいい選択肢だと思います。(山手線の内側だけで生活が完結している人とかw)
なお、おおよそ目安ではあるんですが、早稲田付近や三田付近などの裏路地ではそもそも「4G」が範囲外となることもありますので、大都市圏でも確実だとは言えない状況です。あと地下はまるっきりダメなので、定期的な地下鉄利用者は避けるべきかと思います。

2年経ってイーモバイルLTEはどうなった?

さて、2014/3/11まではsimフリー利用者御用達だったGL07Sを有していたイーモバイルです。
イーモバイルの問題点は、現在発売されているスマホの周波数帯が全部違うということです。
(EM01FがAXGP、EM01Lが4G LTE、GL07SがイーモバLTE)
GL11Sが出たり、あるいは301FなどがEM02Fとして登場した場合はHybridLTE対応という可能性もありますが、現状ものすごく紛らわしいです。
ここでは、GL07S以前に登場したBand3対応のイーモバLTEのみを対象にします。

こちらはこちらで基地局をほとんどLTEと3Gの併用型に変更されたせいか、地方都市などでも案外問題ないレベルです。特筆すべきはこの速度w
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長野県松本市の松本バスターミナル、まだXPERIA ZLで使えていた時期ですね。
おおよそ37.5Mbpsまでの基地局が多い中、おそらく75Mbps基地局をほぼ独占出来るとこのぐらいの速度が出るということらしいです。

そういうこともあり、今は割と安定して10Mbpsぐらいまでは出ることが多いですが、やはり混雑すると「つながりやすさ(笑)」になりやすいのは変わらず。同じ場所で302SHとGL07Sを使うと、(電波の対応もあるけど)やはり302SHのほうが快適だし、おそらく優先順位が高いのでしょう。

エリア範囲外でも大都市圏から50キロぐらいまでなら割と安定してLTEをつかむので、割と広範囲に活動する方にも向いています。例えば駅で言うとつくばや宇都宮、高尾など。多治見市や呉市などでも中心地から3キロぐらい離れてもLTEにつながりますね。
難点は絶対的な速度が速くないし、場合によってはGP02を使ったほうが速いぐらいの箇所もあるということです。こればっかりはどうにもならないので、YMOBILEになった時に改善されるのかどうか。
比較的安価(786円)での維持が可能なので、2台持ちのバックアップ回線として持っておくのにおすすめです。
(なお、2550円とGL01P代、あとSIMカッターがあればSIMフリー端末で、Band3対応機はem.stdで使えると思います。)

腐ってもドコモ?

んじゃドコモはどうなのよ?って話。
まず前提としてドコモのLTEはサービス開始が他社に比べて2年長いため件数が多く、さらに利用者がほぼ都市部に集中しているということを考慮します。
ドコモがなぜ遅いかというのは、キャリアシェアに対してLTEの基地局を建ててもそれ以上の利用者増となるため、結果として遅いということになるわけです。
あと、基本的に都心はBand1で5MHz幅→Band1で10MHz幅→Band3で20MHz幅という順番で増設しているのではないかと思われるため、Band1で5MHz幅しか持っていない基地局に集中すると、そのエリアだけが集中混雑をするということもよくある気がします。(F-01Dが登場した時点では5MHz幅でしか受けられず、結果端末説明に37.5Mbpsが上限と書かれたことも昔あったぐらいですし)

まあ、上記を参考にすると本当にエリア通りアンテナを展開してる分いいのですが、これがものすごく厄介で、自分の機種がどのバンドに対応しているかと、UE Categoryの対応で、大きく異なるという話です。

例えば、カテ4でBand3(1800MHz)に対応しているXPERIA Z Ultraではこんな感じ
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今(2014/5/2現在)安売りされているL-01Fの場合、UE Categoryは4ですが、Band3に対応していないという致命的な問題があります。そのため1500MHz帯では112.5Mbpsまでしか現状は速度が出ません。最新の機種であってもこのようなことは起こるようです。(ちなみに海外版はなぜかBand3にも対応)
今は機種ごとにHPに対応バンドも書いてあるので、一応注意はしたいところです。

ドコモが他社より大きく出られる点は、この周波数帯の豊富さです。
Band1(2100MHz)、Band19(800MHz)、Band21(1500MHz)、東名阪ではBand3(1800MHz)にも対応、来年からはBand28(700MHz)にも対応します。
正直どこかしらにアンテナがあってLTE相当の速度が出る可能性が高くなるというだけで、ずいぶん希望の持てる話だと思います。

が、現実はどうだろう。
都心でもBand1で5MHz幅しかないエリアはまだまだ多い上に、高速移動に異様に弱いというのも問題です。おまけにバンド間切り替えがシームレスに行われればいいですが、Band3からBand1に切り替わる際に1分程度(山手線で新宿-池袋間が相当な鬼門で、ここではバンド切り替えが頻繁に起こる感じです)は通信不能になります。Band3はまだ対応機種も少なく凄まじく速い(本当に100Mbps超もありえる)ので、早いうちに体感したい人は該当機種を買ってしまうのもいいかもしれないです。


by aru32to | 2014-04-10 00:19 | 雑談 | Trackback | Comments(0)

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